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【新米妊婦Eriが赤ちゃんから教わった不思議なお話】~あなたはどこからやってきたの?(15)~

更新日:2021/02/28

 

 

 

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〜今日は悲しいお話です〜

 

 

サブとかどさんの対面を終えて、

私はこれを、夫に伝えなくてはいけませんでした。

 

かどさんとは何度も会ったことがあるので、

サブを視てもらうことは話してありました。

 

出張で居なかったので、その晩に電話をしました。

 

 

「さぶ、寿命だって」

 

 

今まで、どんなサブを見ても、

希望だけを見ていたいからと、夫の前では泣きませんでしたが、

この時ばかりは、辛過ぎて泣いてしまいました。

 

私がそうなるのは珍しいので、

それを察した夫は、

 

 

「そっか、、、、」

 

 

と。

 

サブはもう、薬も飲みたくないし、好きなようにしたいんだと話すと、

 

 

「エリの思うようにしてくれたらいいよ」

 

 

と、最後まで私が責任を負わないとダメなんだね、

と思いながら、

サブを生かそうと、抵抗してなんとかやってきた私を解放してくれました。

 

 

次の日は、お義母さんに話して、

サブのしたいようにさせてあげたいんだと言いました。

 

お義母さんも察してくれて、もうサブの好きなようにさせようと

心を決めてくれました。

 

 

サブが亡くなった日は、

夫が長い出張からちょうど帰ってくる日でした。

 

 

仕事をしていたら、お義母さんから電話がかかって来ました。

 

嫌な予感がして出ると、

 

 

「もう、サブはダメだよ」

 

と言うので、飛んでいきました。

 

 

お義母さんに抱かれながらぐったりしているサブでしたが、

私を見ると元気そうな顔を見せてくれました。

 

 

これは、もうダメだ、、、

 

 

夫に電話をして、とにかく急いで帰ってくるように言いました。

 

まだ静岡でしたが、事故をしてはいけないので、

とにかく急いだほうがいい

とだけ伝えました。

 

 

夜中、夫が戻りました。

 

 

サブは、夫が帰ってくるまで待っていました。

 

 

サブには、いつも夫が帰るときに、

 

「さぶ、ただいまって帰ってくるよ」

 

と、いつも話して伝えてあげていました。

そうすると、玄関を見て、ずっと待つのです。

 

 

今回も、ただいまって来るからねと教えていました。

だから、帰ってくるのを知っていたから、

待ってくれていたと思います。

 

 

帰ってくるなり、サブを抱きしめる夫。

誰よりもサブと繋がっていました。

 

だからこそ、病気になったサブと会うことが出来なかったのも知っていました。

 

サブが亡くなってしまう事と向き合えなかったと。

サブに謝っていました。

 

 

一人っ子のわんこの存在は、兄弟のようです。

それを知っていたから、私は傷付いてほしくないと思っていました。

 

 

とうとう、この日がやって来てしまった。

 

でも、夫に後悔はして欲しくないのです。

 

 

 

サブが息を引き取った後も、

サブを離すことが出来ませんでした。

 

 

人生で、こんなに悲しいことは今までありません。

 

 

でも、この日、私は気付いてしまいました。

サブが私のところにやってきた意味を。

 

 

つづく

 

 

 

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あまりに悲しい出来事すぎて、

これまでサブのお話をすることが出来ませんでした。

 

サブを可愛がってくれる方は本当にたくさん居て、

泣いてくださる方が本当にたくさん居ました。

 

いまだに思い出して涙を流してくださる方もいらっしゃいます。

 

サブは皆さんに可愛がって頂いて、

本当に幸せだったと思います。

 

この場を借りて、改めてお礼をさせていただきます。

 

ありがとうございました。

 

 

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Eri

彩石屋店主です。アパレルのアドバイザー、メーカー企画、営業を経て「彩石屋」を立ち上げる。パワーストーンを通してのカウンセリングは延べ5000人を越える。特技は選んだ石で心を読むこと。 悩みを根本から変えることを目指しています。顧客は小学生から70代と幅広く様々なお悩みにお答えしています。 趣味は一人旅、読書、釣り。 好きな天然石はカヤナイト、水晶

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