彩石屋~パワーストーンでセルフプロデュース 幸せ力UPレシピ~

すべてを良い方向に導く法則『三方良し』

更新日:2019/10/11

台風接近で、非常に注意が必要なときですね。不測の事態ですが、すこし前もって分かる台風は、備えることが出来るので、グッと構えることができます。

私も、この三連休に結婚記念日の旅行を考えていましたが、一日分を早めにキャンセルしました。

私はお店をいくつか持っていますので、いつでも不測の事態に備えています。本当にいつも何が起こるかは分かりません。

 

今回キャンセルしたことが、どのように繋がっていくのかな?と、ぼんやりと状況を考えていると、揺れ動く方向が何となく見えてきます。それは、いつでも自分中心ではなく、周りすべての状況を総合的に見ていった時の判断に近いかもしれません。そんな風に、次の一手を考えていくと、すべて良い方向に動いていく気がします。

 

先月、私の中で急遽、湧き上がってきたキーワードがありました。『引っ越し』です。春くらいから何となく考えていたりしたんですが、引っ越しのことをぼんやりと考えていたら、何となくその前にやらなきゃいけない、どっちかというと片づけないといけない問題があったような気がしたので、隙を作って着々と進んできました。

そうしていたある時、ピンと波が跳ねるタイミングがやってきたような気がしました。

 

私は本当に、虫のようなアンテナを持っているので、自分でも訳が分からない行動をよくします。それには、私自身も必ず従うようにしています。

 

以前にもお話したと思うんですが、2010年の春ごろに、「もう一店舗、出さなきゃ」という謎のそわそわを感じました。そして、その年の秋に、大阪在住の大親友のところへ遊びに行っていた私。それは何度もあるわけではなく、本当に何年かぶりに訪れた時でした。

その帰りの新幹線で届いた一通のメールが、今心斎橋店に立っている、“ときちゃん”からなのです。それも、仕事を辞めるという連絡でした。

瞬時に、「次にお店を出すのは大阪だったか!」と、運命の導きを感じて、その三か月後に心斎橋にお店を出しました。

そして、その二か月後。。。東日本大震災が起こってしまったのです。

 

そこで、一年前に感じたそわそわの答えを、私は知ることとなりました。

東京で営業が出来なくなった私は、大阪へ出稼ぎのような形で行くことになります。

 

営業が出来ないという思ってもみない事態に、被害を一切受けていない大阪の地で営業することで、お店の存続危機を免れることが出来たのです。

 

私の中で、思ったら即行動する癖があります。後回しにしてもいいかな~ということは、すぐ出来ないことも多いのですが、、、(笑)こういう時の私の瞬発力は、自分でも驚くことがあります。

 

こんなことを言うと、皆さん、じゃぁ早く動けばいいのね!なんて思ってしまうのですが、そうではありません。『時期尚早』という言葉があるように、思ったことがすぐ叶う訳ではないし、タイミングと準備というのがとても大切だと思います。

大阪の出店が叶ったのも、スタッフが充実していて、すぐにでも出せる資金があったこと。環境が整っていました。ですが、それは勝手に揃っていたわけではなく、それまで何年も行動して、蓄えていた結果で、私は物事が進む順番があることは分かっていました。

例えばその時に酵素風呂の店舗を出すことも出来ましたが、ときちゃんからの連絡で、「このそわそわは彩石屋のもう一店舗を作ることだったんだ」と、思ったのです。すべては流れですし、その時に酵素風呂を出していても、それこそ『時期尚早』だったと思います。

 

物事が良い方向に進むには、様々な条件が揃っていることが大事です。何度かそういう動きをしてきた結果、その条件とやらが何となく体感で分かってきたような気がします。

 

『三方良し』という言葉が、石川県の近江商人の言葉にあります。これを掲げている大企業もありますよね。三方良しというのは、『売り手』『買い手』そして『社会』においてよいとされる商売のやり方のことを言います。私はこの言葉が好きで、理想ではありますが、そういう世界を自分が作れたらいいなと思い、お店を営んでいます

 

これは商売に限らず、人間関係、夫婦関係、仕事での取り組み方など、どんなことにも繋がる法則だと思っています。日本で一番社長が多いといわれる石川県で、この言葉が昔から使われてきたことにも、なにか意味があるような気がしてなりません。

 

私がなにか事を動かす時に、自分中心ではなく、周りすべてにおいてその行動がどうなのかを考えます。どれか一つが欠けていると、どこかで躓きます。

上手くいかない時は、たぶんそのどれかが欠けています。

夫婦間の問題は、それが如実に現れるので、三方良しの精神で見つめてみると上手くいくと思います。

 

 

今回、物件探しの時に、この三方良しの考えが正しかったと思わせる出来事が起こりました。

先月末に、仕事の前に物件を見に行ったりと、自分の中のそわそわが落ち着くまで、気が済むまで動いていました。

 

先週の水曜日の事です。スーさん(お客様storyvol.10をご覧ください)に、「私、府中に引っ越しをしようと思うんだ」なんて話をしていたら、その午後に、思いもよらないことを耳にすることになり、やっぱり私は府中に来なければいけなかったんだと、そこで察知することとなります。

実はこの時に一件、とても気になる物件があり、問い合わせをしていたところでした。

 

その日のさらに夜の事。毎週水曜日の夜は、Michikoさんはお仕事終わりに酵素風呂へ入るのが習慣になっています。そのMichikoさんと、いつものようにお風呂上りに会話をしていました。

 

「実は気に入ってる物件があるんだ」

 

そんなことを話しながら、ふと目の前にあった団扇に目が行きます。

 

「そうそう、こんな物件」

 

と、お客様が持ってきてくださった団扇の写真のマンションの案内をみて私は驚愕しました。

 

 

「あれ!!!!!?このマンションだ!!」

 

 

酵素風呂に偶然にあった団扇が、私が気に入っていた物件のものだったのです!

 

「Eriさん。もう、そこで決まりですね」

 

と、Michikoさん。

私もそんな気がしていました。

 

皮肉にも、火曜日から木曜日まで不動産会社がお休み。問い合わせの返事もない状態でした。

そして迎えた金曜日。朝10時。メールは朝早すぎて来ておらず。でも、最近は『待たない方が良し』というキーワードがバンバン来ていたので、待たずに連絡をしてみました。

担当の方に変わり、先方も私が何度も問い合わせをしていたのを知っていました。

 

「実はそちらは、一番手の申し込みの方がおられます。そして、この後も別の方の内見のご予約が13時に入っています」

 

私は待たないと決めているので、私はいつでも見に行けますと伝えると、13時の方の前、12時に内見をさせていただけることになりました。

すぐ出ますと、印鑑フルセットを小脇に抱え、出勤よりも早く!颯爽と出かけました。

 

そして迎えた12時。

わくわくが止まらない。

 

「ここがお部屋になります」

 

入って、すぐわかりました。「私はここに住む」と。

リビングを見渡すよりも何よりも前に、

 

「印鑑持ってきました。申し込みはどのようにしたら宜しいですか?」

 

不動産屋さんも、笑いますよね。速攻書きました。

わたしにはここに住む利点が色々あること、またその他、不動産屋あるあるで、私がそこをかいくぐって連絡をしていたことなど、結構勉強になることがたくさんありましたが、不動産屋さんが私をプッシュすると仰ってくださったのも、本当に嬉しかったです。

 

そして、迎えた土曜日。(翌日!)私に決まったというご連絡をいただきました。

ご担当者の方も、なんだか嬉しそうでした。

 

実は、この引っ越しも、三方良しで考えた結果、行きついた答えだったので、決まるしかないと思っていました。

自分の一番理想的なお部屋でした。

 

ここは、私の仕事のペースにとっても、スタッフにとっても、お客様にとっても、家族にとっても、すべてに良しの条件が揃っていました。

 

 

あなたがもし、これから何かに向かって動こうとしているなら、三方良しであるかどうかを、少し考えて想像してみて下さい。きっと、そこから大きなヒントが貰えるはずです。

そして、三方良しの行動ならば、必ず正しい道に進んでいけます。

 

 

それでは、大型台風に、皆さまくれぐれもお気を付けくださいね。

 

また書きます。

 

お休みなさい🌃

 

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Eri

彩石屋店主です。アパレルのアドバイザー、メーカー企画、営業を経て「彩石屋」を立ち上げる。パワーストーンを通してのカウンセリングは延べ5000人を越える。特技は選んだ石で心を読むこと。 悩みを根本から変えることを目指しています。顧客は小学生から70代と幅広く様々なお悩みにお答えしています。 趣味は一人旅、読書、釣り。 好きな天然石はカヤナイト、水晶

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