年の瀬が近づくと、なぜか足元をぐらつかせるような出来事が重なる——そんな経験はありませんか。
心がざわざわして、落ち着かない。
今日は、揺さぶられる時期をどう受けとめるかについて、わたし自身の少し情けないプロフィールからお話しします。

引っ越し20回弱と、足の骨折

わたしのこれまでの引っ越しの回数は、数えてみると20回弱。
そして年の初めには、足を骨折しました。

誇れるものでも何でもないのですが(笑)、ふり返ってみて「なるほどー」と思ったことがあります。
引っ越しも、ケガも、どちらも「足元の安定」が揺らいでいたサインだったのではないか、ということです。

慣れた環境を失うと、心は不安になる

人の心には、「安定・なじみ・予測できること・安全」の感覚という土台があります。

引っ越しは、十分な準備のないまま、なじみのある環境から引き離される出来事です。
転職もそうです。自分で決めたことであっても、新しい環境になじみ、新しい仲間と良い関係を築くには、それなりの時間がかかります。

そのあいだ、人は心配や不安に襲われます。
それはあなたが弱いからではなく、心の土台が一時的に揺れているだけ。誰の身にも起きる、自然なことなのです。

出来事は「向き合って」のサイン

骨折のおかげで(?)わたしは強制的に立ち止まり、自分の足元を整えながら、ようやく安心の土台ができつつありました。
そんな矢先に、また足元をぐらつかせる出来事がやってきたのです。

意図して振り返らなくても、「振り返りなさい」と言わんばかりに出来事はやってきます。
向き合わないと見えない世界があり、その中に、ことの本質が隠れています。
出来事は、今までの人生で絡み合ってきた糸が織りなすもの。すべてはつながっているのだと感じます。

結果ではなく、後悔しないために動く

その時期のわたしは、とにかく動いていました。
「動くしかなかった」という方が正確かもしれません。

ただ、結果を気にして動いたのではありません。
「やらなかったことを後悔しないように」——その思いだけで動いていました。

突発的な出来事は、こう問いかけてきます。
「あなたの軸は、ほんとうに大丈夫?」と。
外の環境に左右されない軸を自分の中に持てているか、確かめる機会をくれているのです。

まとめ——揺れた年こそ、振り返りの宝庫

新しい年の目標を考える前に、まず今年1年を丁寧に振り返ってみてください。
できれば、これまでの人生をまるっと。すべてはつながっているからです。

揺さぶられた経験は、消したい過去ではなく、自分の軸の在りかを教えてくれた地図です。
その地図さえ手元にあれば、ここからどの方向へでも、何度でも歩き直せます。