「もう乗り越えたはずなのに、また同じところでつまずいた」
そんな自分にがっかりした経験はありませんか。心の奥の古い傷は、一度向き合ったくらいでは消えてくれないことがあります。今日は、節目の切り替えと、「丸ごとオッケー」のお話です。

出しきったはずの膿が、まだ残っていた

スタッフのひとりが、こんな話をしてくれました。
その年は価値観を大きく揺さぶられて、心の奥の奥にいる自分を見せられるような時期だった。膿は出しきったと思っていたのに、まだ根強いものが残っていて驚いた——と。

人の心は、表面をなでただけでは整いません。
奥の奥まで丁寧にいたわって、はじめて根本のところがほどけていく。時間がかかって当たり前なのです。

何度も同じ課題が顔を出すのは、あなたが成長していない証拠ではありません。
むしろ、より深いところと向き合える段階に来た、というお知らせです。

新月は、心機一転の合図

昔から新月は、再生やリスタートの節目とされてきました。
月が新しく生まれ変わるように、わたしたちも区切りをつけて仕切り直す。そんな合図として使わない手はありません。

切り替えのときに確認したいのは、「自分はどうしたいか」。
やりたいことをやる。それはもちろん大切です。そしてもうひとつ、やるべきことをやる、ということも大切になってきます。

「褒められたいからやる」を、手放す

ここで気をつけたいことがあります。
他人から認められることを、いつも頭に置いて行動していると、心も身体も少しずつ疲れていきます。

褒められたいからやる、のではなく。
自分の役割として、やるべきことだからやる。

評価の物差しを他人から自分へ戻すだけで、同じ仕事でも、心の消耗がまるで違ってきます。

できない自分にも、丸ごとオッケーを

そして、いちばんお伝えしたいのがここです。

やるべきことには取り組む。けれど、それができようができまいが、自分が良しとすればいい。
できない自分も認めて、「よしよし」と頭をなでてあげる。丸ごとオッケーを、自分に出してあげるのです。

先ほどのスタッフも、「私もまだ半分くらいしかオッケーを出せていないかも」と笑っていました。
それでいいのです。半分出せたら、上出来です。

ダメな自分も丸ごと受け入れる——言葉にすると簡単ですが、心に落とし込むには時間がかかります。奥底の自分のSOSに、少しずつ気づいてあげてください。

区切りには、持ちものも入れ替えてみる

心機一転には、形から入るのもひとつの手です。
何かが変わるとき、古いものを手放して、新しいものを迎え入れる。

身の回りの道具でも、習慣でも、長く身につけてきた石でもかまいません。
「ここから切り替える」と決めた印がひとつあると、心はそれを覚えていてくれます。

まとめ——切り替えのチャンスは、何度でも来る

うまく流れに乗れていないと感じている方へ。
新月が毎月めぐってくるように、切り替えの節目は、これからも何度でもやってきます。

乗りそこねた月があっても、まだまだ遅くはありません。
できない自分に丸ごとオッケーを出しながら、次の節目で、また仕切り直せばいいのです。道は、その先にいくらでも続いています。