どうして、こんなことが——。
望まない出来事に出くわすと、わたしたちはまず嘆きます。なぜ自分が、こんな目に遭わなければならないの、と。
その気持ちは、とても自然なものです。
今日は、そんな立ち止まりの時期にこそご紹介したい、12月の誕生石ラピスラズリのお話です。
和名は「瑠璃」——夜空の色の石
ラピスラズリは、和名で「瑠璃」と呼ばれる、美しい群青色の石です。
群青色は日本の伝統色としても知られ、「夜空」を意味する色。世界で最初にお守りの石として認識されたとも言われ、古くから大切にされてきました。
幸運の石として有名ですが、本来の顔は少し違います。
ラピスラズリは、「自己認識と反省の石」とされてきました。自分をよく知るための石、なのです。
変化への抵抗は、誰の心にもある
目先のことにとらわれて、身動きがとれない。
それは、変化に対する抵抗から来ているのかもしれません。
人はなぜか、変化に抵抗します。
うまくいくイメージと同時に、失敗する怖さも浮かんでしまうから。今まで自分が良しとしてきた考えを、否定することになるかもしれないから。
恐れ、迷い、不安。そうした心の曇りが、行く手の邪魔をします。あなたが弱いからではなく、人の心とはそういうものなのです。
変わらないのは「すべてが変わり続ける」ことだけ
「万物は変化し続ける」と、昔から言われてきました。
季節も、まわりの人も、自分の身体も、止まってはいません。これだけは、いつの時代も変わらない事実です。
だとすれば、恐れや抵抗のために立ち止まり続けるのは、すこしもったいない。
変化しながら前進する——それが、本来の自然な生き方なのだと思います。
古くなった価値観を、手放す
もし、とらわれている考えがあるなら、それはもう時代遅れになっているかもしれません。
癖になった思考パターンや、昔の自分が作った価値観が、今の前進の邪魔をしていないか。一度立ち止まって、眺めてみてください。
妨げになっているものは、手放していいのです。
目の前の状況や表面的なことに惑わされず、内なる心の声に耳を澄ませる。
出来事を悪者にせず、腹をくくって受け入れて、「これでよかった」と変換してみる。その気持ちが、展開を変えていきます。
お守りとしての、ラピスラズリ
今の状態から抜け出したい。新しい世界の扉を開きたい。迷いを断ち切りたい。
そんなときのお守りとして、ラピスラズリを手元に置いてみてください。
自分が誰で、これからどこへ向かいたいのか——自分の本質を見つめ直すきっかけを、この夜空の色の石が静かに支えてくれます。
まとめ——軌道修正のサインかもしれない
望まない出来事も、見方を変えれば「軌道修正のサイン」なのかもしれません。
嘆く時間があっていい。そのあとで、内なる声に耳を澄ませて、変化を受け入れる。
進むべき道は一本ではありません。変化の先には、あなたが選び直せる道が何本でも待っています。