朝晩の空気が、ふっと涼しくなる頃。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、秋分の日を境に、季節は確かに切り替わっていきます。

季節の変わり目は、心と身体もゆらぎやすいとき。
今日は、この節目をじょうずに使う過ごし方のお話です。

秋分の日は、一年の折り返し地点

秋分の日は、昼と夜の長さが入れ替わる節目です。
ここから少しずつ夜が長くなり、暮らしのリズムも「外へ外へ」から「内へ内へ」と、静かに向きを変えていきます。

だからこそこの時期は、自分の内側を見つめ直すのにちょうどいいタイミングだと、昔から言われてきました。

ご先祖様を偲ぶ日に、足元を確かめる

秋分の日は、「ご先祖様を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」日でもあります。

お墓参りに行く。家族に「ありがとう」を伝える。
特別なことでなくていいのです。

自分がどこから来たのかに、すこしだけ思いを向けてみる。
すると、いま自分が立っている足元が、前よりも確かに感じられます。

内と外のバランスを、紙に書いて見直す

この節目におすすめしたいのが、「内面と外面のバランス」の見直しです。

  • - 外向きの時間——仕事、家事、人付き合い
  • - 内向きの時間——休息、ひとりの時間、自分の気持ちと向き合うこと

ここ最近の毎日を思い出して、紙に書き出してみてください。
どちらかに、偏っていませんでしたか。

外にがんばりすぎていた人は、先に「休む予定」を手帳に入れる。
内にこもりがちだった人は、小さな外出をひとつだけ決めてみる。

新しい目標に向かう力は、この内と外の調和が戻ったところから、自然と湧いてくるものです。

焦らなくていい、準備の期間

秋分からのしばらくは、何かを始めるための「準備期間」にぴったりです。

焦って走り出さなくて大丈夫。
まずは心と身体をゆっくり休ませて、整えること。

内と外のバランスが戻れば、次の一歩はおのずと見えてきます。
生きていれば、道はいつでも、いくつでも開けるもの。季節の節目を味方につけて、あなたのペースで、次の彩へ進んでいきましょう。