「暑いですね」が、挨拶の言葉になってしまうほどの夏。
それでもカレンダーの上では、8月の初めに「立秋」がやってきます。暦と体感のずれに戸惑いつつも、この日を境に、季節は静かに折り返していきます。
じつはこの折り返し地点、自分と向き合うのにとてもいい節目なんです。
季節の変わり目は、心と身体が揺れるとき
厳しい暑さが続くと、身体は思っている以上に消耗しています。
自律神経——いわば身体の自動運転装置——は、気温の変化に合わせてずっと働きづめ。季節の変わり目に、なんとなくだるい、気持ちが落ち着かないと感じるのは、自然なことです。
だからこそ、この時期は「がんばる」よりも「整える」。
身のまわりと心のなかを、少しだけ手入れしてあげる時期だと考えてみてください。
まずは、身のまわりをひとつ片づける
おすすめは、小さな片づけです。
引き出しひとつ、本棚の一段。使っていないものを手放すと、空間だけでなく、頭の中にも余白が生まれます。
余白ができると、後回しにしていた「自分のこと」を考えるスペースが戻ってきます。
全部やろうとしなくて大丈夫。今日はひとつだけ、で十分です。
静かな時間に、三つの問いを
部屋が少し整ったら、静かな時間をつくって、自分にこう問いかけてみてください。
- - 本当は、何がしたい?
- - どんな自分でいたい?
- - いま、自分にできることと、できないことは何?
答えはすぐに出なくてかまいません。
紙に書き出してみると、頭の中でぐるぐるしていた思いに輪郭がついて、「自分はこう感じていたのか」と気づくことがあります。これも自己理解のひとつです。
変わることが怖いのは、当たり前
問いかけてみると、「変わりたいけれど、怖い」という気持ちに出会うかもしれません。
それは、あなたが弱いからではありません。慣れた毎日を手放すのは、誰にとっても勇気のいることです。
そんなときは、なりたい自分の姿を、できるだけ具体的に思い描いてみてください。
朝どんな顔で起きて、誰と、どんな一日を過ごしているか。行き先のイメージがあると、最初の一歩はずっと軽くなります。
まとめ——夏の折り返しを、自分の節目に
季節は、放っておいても変わっていきます。
でも、自分の節目は、自分で決めていい。
立秋という折り返し地点を、「ここから少しずつ変えていく」という合図にしてみませんか。
身体を休めて、部屋をひとつ片づけて、三つの問いを胸に置く。それだけで、秋からの毎日は少し違って見えてきます。
道は、いつでもここから引き直せます。あなたの秋が、あなたらしい彩で始まりますように。