「このやり方で、合っているんだろうか」
頑張れば頑張るほど、ふと不安になることはありませんか。
今日は、ご家族で長く彩石屋に通ってくださる、あるお客様との対話からいただいた気づきのお話です。テーマは「信じて進むから、見えることがある」。

孤独な仕事と、イライラの正体

そのお客様は、研究をしながら人に教える仕事をしている、若い女性です。
研究は、自分で考えて、自分で書く。ご本人いわく「すごく孤独な作業」なのだそうです。

あるとき、「最近イライラしてしまう」とご相談をいただきました。
スタッフと一緒にお話を伺ううちに見えてきたのは、「言いたいことを、話せていないのではないか」ということ。そこで、心を穏やかに保つことを願って、青い石を入れたブレスレットをお作りしました。

後日、お客様はこう話してくださいました。
「穏やかになれた気がします。考えて書くという孤独な作業に、これからは突き進めそうです」

「スイッチを変える」のではなく、合わせていく

別の日には、「自分の中のスイッチを変えないといけない」と来店されたこともありました。
そのあとの変化を尋ねると、返ってきた答えが印象的でした。

「スイッチを変えるのって、難しい。合わせていく、という感じですね。変化があったとすれば——ブレない、迷わない、という感覚です」

無理に自分を作り替えるのではなく、なりたい自分のほうへ少しずつ合わせていく。
その結果として「迷わなくなる」。これは、自分軸が育っていくときの、とても自然な順番だと思います。

壁を超えるのは、新しい視点

突き進んでいくと、ある程度のところで壁がやってきます。
同じことを繰り返しているだけでは超えられない壁です。

そんなとき力になるのが、まったく新しい視点。
見ていなかった世界にふれた瞬間、「急につながる!」ということが起こります。お客様も「前はまっすぐ一直線になるタイプだったので、視野の広さは大事ですね」と頷いていました。

私が高校生の頃、美術の授業で知った、ある画家の話があります。
その画家の絵には、人がひとりも描かれていませんでした。理由は、孤独だったから。けれど、ある女性との出会いをきっかけに、絵の中に少しずつ人が描かれるようになっていったそうです。
心のありようは、その人の表現にそのまま映ります。研究も、仕事も、きっと同じです。

全力で信じるから、見えるものがある

この対話でいちばんお伝えしたかったのは、ここです。

信じて進まないと、見えないことがあります。

合っているのか、合っていないのか。自信がないまま疑いながらやると、見えないものがどんどん増えていきます。
反対に、全力で信じてやってみたとき、初めて見えるものがある。お客様の「迷わなくなった」という言葉は、まさにそれを表していました。

ひらめきを支える、お守りの石

このお客様が最初に石を求めたきっかけは、「研究のひらめきがほしい」でした。
そのとき選ばれたのは、ラブラドライト。新しい視点やひらめきの象徴とされてきた、考える仕事のお守りにぴったりの石です。

石が答えを出してくれるわけではありません。
それでも、手元の石にふれるたびに「私は信じて進む」と思い出せる。お守りとは、そういう存在だと思っています。

まとめ——疑いながら歩くより、信じて歩く

不安なまま足を止めるより、まず信じて一歩進んでみる。
進んだ先で壁に出会ったら、新しい視点を借りればいい。

あなたの道は、一本ではありません。
信じて歩いた分だけ視界は開けて、行ける場所は増えていきます。今日のあなたの一歩を、心から応援しています。