「自分に合う石なんて、分からないんです」
お店でよくいただく言葉です。たくさんの天然石を前にすると、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今日は、3年ぶりにご来店くださったお客様と、一粒の石が出会うまでの店頭での小さな物語をお話しします。
節目ごとに、石を選びに来てくださるお客様
このお客様は、以前にお誕生日のホロスコープ(出生図=生まれた瞬間の星の配置図)を一緒に読み解かせていただいた方。
人生の節目、節目にご来店になり、そのたびに石を選んで、心の荷物をすっと下ろして帰られます。
この日も、お話のあとにブレスレットのリメイクをご相談しながら、一緒に石を見て回りました。
ところが——ないんです。「これだ」と感じる石が、うんともすんとも言ってくれない。
「これだ」と思える一粒に出会うまで
何でだろうと思いながら、ふと足が向いた先で見つけたのが、ルチルクォーツでした。
出生図には、その方を支えてくれる星のヒントが隠れています。このお客様の場合は、木星でした。
ルチルクォーツは、古くから木星に結びつけて語られてきた石と言われています。
しかもこの一粒は、澄んだ清らかな表情をしていて、こういうルチルクォーツにはなかなか出会えないなあと思える子でした。
同じ種類でも、一粒ずつ性格がちがう
天然石は、同じ種類でも一粒ずつまったく性格がちがいます。
だから店では、種類の名前だけで決めずに、その方に合う一粒を探偵のように探します。
この日も「どんな石がいいかは分からない」と仰っていたお客様に、見つけた一粒を着けていただくと——
「足からゾワゾワって、何かが上がってくる感じがします」
理屈より先に、身体の感覚が答えを教えてくれることがあるようです。
まとめ——迷ったら、自分の感覚を信じてみる
石選びに、ひとつだけの正解はありません。
知識やいわれも参考にはなりますが、最後の決め手は、手に取ったときのあなた自身の感覚です。
そして、選んだ石は時々休ませて、手入れをしてあげてください。長く付き合うお守りになってくれます。
「分からない」からこそ、出会いの道は無限にあります。あなたにも、そんな一粒との出会いが訪れますように。