苦しいことが続いたとき、ふと浮かんでくる言葉があります。

「なぜだろう」「わたし、なにか悪いことした?」

もしいま、その問いの中にいるなら——大丈夫です。
それは誰もが一度は通る道で、しかも、次の段階への入り口だからです。

「なぜ?」の次に来るもの

「なぜ自分ばかり」と問う時期は、つらいけれど、通過点です。

そこを通り抜けると、問いの形が変わります。
「あれがダメだった」「これがいけなかった」と過去を責めるのではなく、「今、こういう場合どうするか」へ。

過去への問いから、これからへの問いへ。
この切り替えが起きたとき、人は自分と向き合い始めています。

思考を無理に変えるのは、しんどい

「前向きに考えよう」「捉え方を変えよう」とよく言われます。
でも、思考を頭の中だけで変えようとするのは、実はとてもしんどい作業です。だから多くの人が、そこを避けようとします。それは自然なことです。

店のスタッフにも、こう決めた者がいます。
「いらない思考が湧かないように、先に動くようにした」と。

考えてから動くのではなく、動くことで考えを入れ替える。順番を逆にしたのです。

動くと、思考は後からついてくる

身体を動かすと、思考は形を変えてやってきます。

心の奥にある苦しみそのものは、すぐには消えないかもしれません。
それでも、手足を動かしているあいだに、頭の中の考えはすこしずつ入れ替わっていきます。

  • - 部屋のひと隅だけ片づける
  • - 外に出て10分歩く
  • - 誰かに話して、声に出してみる

動いては考え、考えてはまた動く。
それを繰り返しながら、人は自分の思う良い方向に、すこしずつ近づいていきます。

まとめ——選び直しは、いつでもできる

いまの状況は、これまでのあなたが選んできた道の上にあります。
それは「自業自得」という意味ではありません。選んできたのなら、これからも選び直せる、という意味です。

立ち止まって考え込む日があってもいい。
でも明日は、考える前にひとつだけ動いてみてください。その一歩の先に、まだ選んでいない道がいくらでも残っています。