年末に大掃除をしたはずなのに、2月の声を聞くころ、なぜか心がざわざわする。やる気が出ない、身体も重い——そんな感覚はありませんか。
実は昔の暦では、節分こそが「一年の締めくくり」でした。今日は、この季節の節目を使って、部屋と心を軽くするお話です。
節分は、もうひとつの大晦日
節分とは「季節の分かれ目」のこと。翌日の立春から、暦の上では春が始まります。
昔は、冬から春への変わり目を一年の始まりと考えていました。立春が元日だとすると、節分は「明日から新しい年」を迎える、いわば大晦日にあたる日。
つまり節分は、一年をいったん締めくくり、新しい流れに切り替えるための節目なのです。
季節の変わり目は、疲れが出やすい
立春の前には「土用」と呼ばれる18日間の期間があります。昔から、季節の変わり目は心身がゆらぎやすい時期と言われてきました。
体調を崩しやすい、気持ちが沈みがち——もしいま心当たりがあっても、それはあなたが弱いからではありません。冬のあいだに溜まった疲れが、表に出てきているだけです。
部屋の「要らないもの」を手放す
新しい季節を迎える準備として、いちばんのおすすめは掃除です。
物を溜め込みすぎると、目に入るたびに小さな「気がかり」が積もっていきます。使っていないもの、もう役目を終えたものは、ありがとうと手放してみてください。
あわせて、身体の手入れも忘れずに。湯船にゆっくり浸かる、いつもより早く眠る。それだけで充分です。
心の「要らないもの」も手放す
店でお話をうかがっていると、この時期、「ずっと目を背けてきたことに、向き合わざるを得なくなって」という方が増えます。
人は変化を恐れます。けれど、変化して何かを失うとしたら、それはもう要らなくなったものです。本当に大切なものは、ちゃんと手元に残ります。
妬みや怒りといった重たい感情も、部屋の不用品と同じ。抱え続けるほど、心の置き場所がなくなっていきます。紙に書き出して、ごみ箱へ。それも立派な大掃除です。
まとめ——軽くなった分だけ、春が入ってくる
手放すことは、失うことではありません。新しいものが入ってくる場所を、自分の中につくることです。
乗り越えた先で「あのとき手放してよかった」と思える日は、きっと来ます。笑う門には福来る、です。まずは口角をひとつ上げて、あなたの新しい一年を迎えてください。