楽そうだから、こっちにしよう。大変そうだから、やめておこう。——気づけばそんな基準で、大事なことまで選んでいた。そんな経験はありませんか。

ふだんお店では「だめ」という言葉をほとんど使わないのですが、これだけは、はっきりお伝えするようにしています。楽か大変かを、選ぶ基準にしないでください。

大変なことは、器を広げるレッスン

人生には大変なことがいろいろあります。そして大変なことは、自分の受け取れる幅を広げ、人としての器を大きくすることと直結しています。

とはいえ、すべての大変に全力で向き合わなくてもいいのです。小さな大変は、簡素にパパッと終わらせてしまっていい。 毎度、重しを付けたようにがんばらなくても大丈夫。

向き合いたいのは、大きな大変のほう。親との関係、子どもとの関係、仕事、パートナー——人生の大半の時間を占めるものたちです。

目を背けるほど、人生は複雑になる

身近な問題ほど、見ないふりをしたくなります。けれど、こうした問題から目を背け続けると、後々の人生がどんどん複雑になっていきます。

向き合うときのヒントを、すこしだけ。

  • - 親との関係は、すぐに受け入れられなくても大丈夫。「向き合おうとしている」その姿勢だけで、人を許す心の幅は広がっていきます
  • - 子どもは、何かを伝えにあなたのもとへやって来ています。まずは、しっかり話を聞くこと
  • - 仕事には、お金を稼ぐ以外の意味があります。「大変だから」だけを理由に離れると、同じ課題が形を変えてまた現れることも。次のステップへの合図を感じてから動いても、遅くはありません
  • - パートナーは、自分に足りないものを教えてくれる鏡のような存在。うまくいかないときこそ、自分を知るチャンスが隠れています

向かい風は、何かがやって来る合図

新しい変化の前には、少々の抵抗を感じるものです。でも、そこで怯まないでください。

向かい風に感じるものこそ、向こうから何かがやって来ているしるしです。

大変さに心を持っていかれず、気をしっかり持って前へ。不思議なもので、覚悟が決まると、しんどさは思っていたよりずっと軽くなります。実際、その程度のものだったりするのです。

内なる力は、もうあなたの中にある

小さくならず、縮こまらず。あなたの内なる力を、どうか信じてください。

これまでの選択に歪みやほころびが見えてきても、自分や誰かを責める必要はありません。昔の生き方をいつまでも引きずらず、新しい変化を受け入れて、軽やかに生きていけばいい。

選び直すのに、遅すぎる夜はありません。道は、これから先にいくらでも続いています。