「ようやく落ち着けると思ったのに、また環境が変わってしまった」
住まいや仕事、家族のかたちが変わるたび、心がふわふわと宙に浮いたようになる。そんな経験はありませんか。
今日は「安定」と、心の居場所のお話です。
「安定したい」のに「安定が怖い」
店のスタッフのひとりは、自分でも「引っ越し人生」と呼ぶほど、住まいの変わる人生を送ってきました。
だからこそ安定に憧れる。なのに、いざ落ち着けそうになると、今度は安定そのものが怖くなる——そんな相反する気持ちを、ずっと抱えてきたそうです。
これは、めずらしいことではありません。変化の多い日々を生きてきた人ほど、「落ち着いた状態」のほうに慣れていないのです。
あなたが弱いからではありません。ただ、まだ慣れていないだけ。
四角形は「安定」の象徴とされてきた
ところで、四角形という形には、古くから「安定」や「継続」の意味が重ねられてきました。
「4」は世界を構成する数と言われ、春・夏・秋・冬の四季、東・西・南・北の四方位など、この世界の枠組みの多くが「4」で表されています。
机の脚も、建物の土台も、四つの角で支えられているから揺れにくい。
この形の話は、そのまま心の話にも置き換えられます。
心の安定とは、心の中に居心地のよい場所をつくること
本当の安定とは、住所や肩書きが動かなくなることではないのかもしれません。
どこにいても帰ってこられる「心の中の居場所」があること。それが心の安定です。
- - 不安なときは、「いま不安なんだね」とまず認めてあげる
- - 本音を押し込めず、紙に書き出してみる
- - 一日の終わりに、「今日もよくやった」と自分に声をかける
こうした小さな習慣のひとつひとつが、心の土台の一段目になります。
心に余裕ができると、人にやさしくなれて、喜びを感じる感度も上がっていく——先ほどのスタッフ自身が、店で何度もそう話してくれました。
お守りとしての、ピンクスミソナイト
彩石屋でこのお話とともにご紹介したいのが、ピンクスミソナイトという天然石です。
やわらかなピンク色の石で、心を落ち着かせたいときのお守りとして親しまれてきました。四角形にカットされたものを選べば、「安定」の象徴とされてきた形の意味も重なります。
机の上やポーチの中など、目に入る場所に置いてみてください。
石と目が合うたび、「心の居場所に帰ろう」と思い出す合図になります。
外側が揺れても、帰る場所は自分の中に
環境の変化は、これからも続くかもしれません。
でも、心の中に居場所がひとつあれば、どこへ移っても、あなたの暮らしはあなたのまま続いていきます。
道は一本ではありません。住む場所が変わっても、働き方が変わっても、生きていれば、そのたびに新しい道が目の前に伸びていきます。
まずは今夜、自分の心に「おかえり」と言うところから始めてみませんか。