夏の疲れが抜けないまま、季節だけが先に進んでいく。
朝晩の涼しさや金木犀の香りに秋を感じる頃、なぜか身体がだる重い——そんな声を、店頭でもよくうかがいます。
今日は、頑張りすぎて気を緩めるのが苦手なあなたへのお話です。
そのだるさは、怠けではなく身体からのサイン
季節の変わり目は、気温の変化に合わせて自律神経が働きづめになる時期です。
自律神経とは、いわば身体の自動運転。体温や内臓の動きを、本人が意識しないところで調整し続けてくれています。
夏の疲れや内臓の疲れが残ったまま自動運転がフル稼働すれば、だるさが抜けないのも無理はありません。
あなたが弱いからではないのです。
心の疲れは、身体の緊張になって現れる
精神的な疲れがたまってくると、身体は緊張状態になります。
「気づいたら肩に力が入っている」「休んでいるのに休んだ気がしない」。そんなときは、身体より先に心が疲れているのかもしれません。
ちなみに、金木犀の香りにはリラックスにかかわる成分が含まれていると言われています。
立ち止まって季節の香りを深く吸い込むだけでも、ひと息つく合図になります。
頑張りすぎる人ほど、休むのが下手
気を緩めるのが苦手な人は、休むことに罪悪感を覚えがちです。
でも、すべての土台は健康です。健康であれば、仕事も好きなことも、何にでも向かっていけます。
だからこそ、リラックスして神経を落ち着かせる時間は、サボりではなく土台の手入れ。休むことも、大切な役目のうちです。
お守りとしての、モスコバイト
彩石屋でこのお話とともにご紹介したいのが、モスコバイトです。
雲母を内包した水晶で、光を受けるときらきらと表情を変えます。
緊張をほぐし、心と身体を休ませたいときのお守りとして親しまれてきた石です。
張りつめた日々の中で石にふれる一瞬が、「そろそろ緩めていい」と自分に声をかける合図になります。
休み方も、自分で選べる
だるさを責めるか、サインとして受け取るか。受け取り方ひとつで、季節の変わり目の過ごしやすさは変わってきます。
道がひとつしかないように見える日も、休んでから見渡せば、進み方はいくらでも見つかります。
まずは今夜、すこし早く灯りを消すことから始めてみてください。