朝、クローゼットの前で「今日は何を着よう」と手が止まる。
結局いつもの色に落ち着いて、なんとなく一日が始まる——そんな朝はありませんか。
実はその「なんとなく」の色選びにこそ、今のあなたの心が映っています。今日は、毎日の服の色のはなしです。
「なんとなく」には、ちゃんと理由がある
服を選ぶとき、わたしたちは色・素材・形・着心地など、自分の好みを基準にしています。
そして、似合うかどうかと同じくらい、「気分」で選んでいることが多いものです。
気分をあげたい。うまくいかせたい。好印象を与えたい。
なんとなく手に取った色の奥には、「今日をこうしたい」「自分をこう見せたい」という気持ちが、ひっそり潜んでいます。
色は、心を映す鏡。そして、心を動かすスイッチ
心の状態が変わると、惹かれる色は変わります。
それは裏を返せば、何色を纏うかで、気持ちのほうも動くということ。
色彩が人の心理に働きかけたり、その人の心の状態を映し出したりすることは、昔からよく知られています。
彩石屋のスタッフにも、服の色を意識するようになってから、気持ちの変わり方を実感した者がいます。色のもつ力は、思っているよりずっと身近なところで働いているのです。
なりたい気持ちから、色を選んでみる
おすすめしたいのは、「今日どうありたいか」から色を決める、逆向きの色選びです。
- - 鏡の前で「今日はどうありたい?」と、一度自分にきいてみる
- - 浮かんだ気持ちに、いちばん近いと感じる色をクローゼットから探す
- - 全身でなくていい。小物ひとつ分の色で十分
スカーフや靴下、ハンカチひとつでも、その色が目に入るたびに、朝の自分が決めた気持ちの向きを思い出させてくれます。
身につける石の色も、見直していい
服と同じことが、天然石にも言えます。
石の色もまた、その人の今の心に寄り添うもの。
暮らしの状況が変わったり、身につけていてどこか違和感を覚えたりするなら、それは見直しのタイミングかもしれません。
「ずっとこれだから」と決めつけず、今の自分に合う色を選び直す。
お守りとしての石も、服と同じように、今のあなたと一緒に変わっていっていいのです。
人生の彩りは、自分で選べる
今日のあなたに、決まった色はありません。
そして、明日のあなたが選べる色も、ひとつではありません。
なりたい気持ちに合った色をひとつ纏って、ドアを開けてみてください。
小さな色の選択を重ねた先に、あなただけの彩りをもった日々が続いていきます。