夜、布団に入ってから同じ悩みをぐるぐる考えてしまう。
朝起きても、まだ続きを考えている——そんな日が続いていませんか。
考え続けているのに、状況は一歩も動いていない。むしろ疲れだけが積もっていく。
今日は、そんなあなたに「おあずけ」という選択肢をお渡ししたいのです。
「今できることがない悩み」は、考えても進まない
悩みには、二種類あります。
ひとつは、今すぐ動けば何かが変わる悩み。
もうひとつは、今の自分には打つ手がない悩みです。相手の気持ち、まだ来ていない結果、もう変えられない過去——。
やっかいなのは後者です。打つ手がないのに考え続けると、心はずっと空回りし続けます。
車のアクセルを踏みながらブレーキも踏んでいるような状態。進まないのに、燃料だけが減っていきます。
悩むのをやめるのではなく、「おあずけ」にする
「考えるのをやめましょう」と言われても、やめられないのが人間です。
だからおすすめしたいのは、やめるのではなくおあずけにすること。
「この悩みは、動けるときが来たらまた考える。今日はここまで」
そう自分に宣言して、いったん棚に上げるのです。
捨てるわけではありません。順番を後ろに回すだけ。だから罪悪感は要りません。
おあずけにした時間で、好きなことややりたいことを楽しむ。それは逃げではなく、心の燃料を守る立派な選択です。
心のエネルギーは、限りある持ち物
わたしたちが1日に使える心のエネルギーには、限りがあります。
朝から悩みごとに大半を注いでしまえば、夕方には、大切な人に笑いかける分すら残っていません。
だからこそ、問いかけてみてほしいのです。
- - わたしは、限られたエネルギーを何に使いたい?
- - 今日いちばん力を注ぎたいことは、何?
答えはシンプルでかまいません。「自分がこうしたいと望むことに使いたい」——それだけで、エネルギーの流れる向きが変わり始めます。
自分に正直であることが、出発点
向け直す先を選ぶとき、ひとつだけ条件があります。
自分に正直であることです。
「本当はこうしたい」という気持ちから目をそらしたまま、世間体や誰かの期待にエネルギーを注いでも、心は満ちていきません。
「大丈夫、なんとかなる」と自分を信じる気持ちも、正直さの上にしか育ちません。
小さな声でいいので、自分の本音を聞いてあげてください。すべては、そこから始まります。
進む方向を確かめる、お守りの石
彩石屋では、こうしたお話とともに、方位磁針(コンパス)になぞらえたブレスレットをご紹介することがあります。
タンザナイトやアイオライトといった青い石を中心にした組み合わせ。青は古くから、冷静さや誠実さの象徴とされてきた色です。
手元の青を見るたびに、「わたしのエネルギーは今、どこへ向かっている?」と自分に確かめる。
そんな進路を思い出すためのお守りとして、そばに置いてみてください。
まとめ——おあずけは、あきらめではない
動けない悩みをおあずけにすることは、負けでも、あきらめでもありません。
限りあるエネルギーを、自分が望む方へ向け直すという、前向きな舵取りです。
棚に上げた悩みは、動けるときが来たら、そのときのあなたが扱えばいい。
今日のあなたには、今日のあなたにしかできない楽しみと役目があります。
道は一本きりではありません。生きている限り、進む先はいくらでも選び直せるのですから。