みんなが盛り上がっている輪の中で、自分だけ黙ってしまう。
家族の会話でも、聞き役に回ることが多い。「もっと自分を出さなきゃ」と、焦ったことはありませんか。
今日は、お店でのあるお客様との会話から生まれたお話です。
「出せない」のではなく「出そうと思っていない」
お店に通ってくださるある方が、こんなことを話してくれました。
「なかなか自分を出せないんです。でも好きなことを話せる場では、あっという間に時間が過ぎるくらい楽しくて」
よくよく聞いてみると、その方は自分を「出せない」のではありませんでした。
出そうと思っていないだけだったのです。
それなら、それでいい。無理に出そうとしなくていい。そのまんまで。
お店でそうお伝えすると、その方は少しほっとした顔をされていました。
自分を出すことは、義務ではありません。
出したい場所で、出したい人にだけ出せれば、それで十分なのです。
見た目は「殻」。人は、奥から出てくる
私は、目で見えるものをあまり信じていません。
見た目は、いわばその人の殻のようなもの。人には、もっと奥から出てくるものがあるからです。
カッコよさも同じです。
見てくれがどれだけ整っていても、それはただの器。内側からにじみ出るカッコよさを持った人のほうが、ずっと魅力的だと思いませんか。
だから、口数が少ないことも、目立たないことも、あなたの価値を何ひとつ下げません。
奥にあるものは、出そうとしなくても、ちゃんとにじみ出てくるものだからです。
「掘っても掘っても、そのまんま」の魅力
人と長く話していると、たまに出会うことがあります。
掘っても掘っても、裏が出てこない人。どこまでいっても、そのまんまの人。
そういう透明な人と一緒にいると、こちらの心まで澄んでいくような心地がします。
自分を大きく見せず、飾らず、好きなものを好きと言える。それは「自分を出すのが上手な人」よりも、ずっと得がたいあり方です。
石が支えてくれた「安心感」
冒頭のお客様は、石を身につけるようになってからの変化を、こう話してくれました。
「安心感が、常にあるんです。それと、人と話すときに伝えられるようになりました」
人との繋がりが変わって、自分の世界が思っていたより小さかったと気づけた、とも。
石が魔法を使ったわけではありません。お守りのように寄り添うものがあると、人は安心して、そのまんまの自分でいられる。その積み重ねが、言葉になって表れたのだと思います。
まとめ——そのまんまのあなたで
無理に自分を出さなくていい。
あなたの内側にあるものは、出そうとしなくても、必要な人にはちゃんと届きます。
黙っていても、にじみ出る。飾らなくても、伝わる。
そういう自分の輪郭を信じられたら、人づきあいの道は一本ではなく、何通りもあることに気づけるはずです。