「自分は変わっているから」と、好きなことを隠していませんか。

以前、店でお客様と対談する企画をしていたとき、研究ひとすじのお客様とお話しする機会がありました。
今日はその対談から生まれた、わたしの持論のお話です。

人にはみんな、欠けている部分がある

わたしは、人にはなんとなく欠けている部分があると思っています。
人間的にも、心のうえでも、みんな何かしら持っているのです。

大事なのは、その欠けたところを「何で埋めるか」。
経験を通して埋める人もいれば、人から愛されて埋まっていく人もいる。そうやって「自分」というものができていくのだと思います。

埋まらなくても、別の場所が出っ張る

そしてもうひとつ。欠けた部分は、埋まるだけではありません。

へこんだぶんが、別のところでぽこっと突出することがあるのです。

対談したお客様は「臨機応変な対応が苦手で」とおっしゃっていました。
でもその代わり、ひとつのことをどこまでも深く掘り下げる力をお持ちでした。へこみの裏側で、ちゃんと別の魅力が出っ張っていたのです。

欠けているところは、ダメなところではありません。
そこがあるから人は魅力的で、面白い。わたしはそう思っています。

案外知らない自分は、人が教えてくれる

そのお客様は、こんな言葉を教えてくださいました。

「自分が何者なのかは、人が教えてくれる」

自分のことは、自分がいちばんわかっているようで、案外わかっていません。
誰かと話すなかで、「あなたのそこ、いいね」と言われてはじめて気づく自分がいる。家族にさえ話せないことが、ふとした場所でこぼれることもあります。

だからこそ、安心して話せる場所や、気の合う空間を持つことは、とても大切なのです。

同じ気持ちでいられる場所

そのお客様は「ここに来るようになってから、気持ちの振り幅が減って、同じところにいられるようになった」と話してくださいました。

迷ったとき、決めたことがぐらつきそうなとき。
心を整えてくれる場所や時間があると、人は自分の道に戻ってきやすくなるようです。

まとめ——マニアック道を突き進もう

好きなものへの偏りも、人と違う情熱も、隠さなくていい。

欠けているところがあるから魅力的で、それ以上に輝ける場所が、人には用意されています。
あなたの「マニアック」が窮屈にならない生き方は、いくらでも見つけられます。自信を持って、自分を貫いていってくださいね。