「今年もしんどかった」。年の瀬が近づくと、ため息と一緒にこの言葉を聞くことが増えます。
問題は山積みのまま、気持ちだけが焦る。もしあなたもいま同じ場所に立っているなら、今日はすこし骨太な、「向き合うこと」のお話をさせてください。
向き合った人から、順に晴れていく
店頭でお客様のお話をうかがっていると、不思議なほどはっきりした違いに気づきます。
ご自身や問題としっかり向き合った方は、年の終わりには方向性が決まって、どこかスッキリした表情をされているのです。暗いトンネルの中から、明るいほうへ一歩踏み出したような顔。
その方たちに共通しているのは、何かが起きるのを待つのではなく、きっかけをつかむために自分から動いたことでした。
「ツイテナイ」の眼鏡を外す
うまくいかない時期は、「ツイテナイ」が口癖になりがちです。
けれど、ツイテナイと思いながら過ごすと、ツイテナイ出来事ばかりが目に入ってきます。眼鏡の色が、そのまま見える世界の色になるのです。
そんなときに試してほしいのが、「これも、いまの自分に必要な出来事なのかもしれない」と、一度だけ受け止めてみること。
出来事そのものは変わらなくても、受け止め方が変わると、次の一手が見えてきます。ピンチの中にチャンスの入口を見つけて前へ進んだ方を、店頭で何人も見てきました。
苦しいのは、本気で向き合っているから
正直に言います。自分を見つめ、問題に本気で向き合う苦しさは、半端ではありません。
見たくないものを見ることになるし、認めたくない自分にも出会います。
でも、遠回りに見えて、そこを通るしか出口はないのです。
目をそらしている間、問題は静かに育ち続けます。向き合った分だけ心の重荷は降り、新しい何かを始めるための土台が整っていきます。
あなたが弱いから苦しいのではありません。本気で向き合っているから、苦しいのです。
まとめ・前進は半歩からでいい
一年の締めくくりに、大きな答えを出す必要はありません。
「わたしは何から目をそらしていたんだろう」と、ひとつ書き出してみる。それだけで、向き合う扉は開きます。
生きていれば、道は一本ではありません。向き合った先には、いま見えているよりずっと多くの道が待っています。
今より半歩でも、前へ。その半歩を、ほかの誰でもない自分のために踏み出してみてください。