なんだか気持ちが落ち着かない。理由ははっきりしないのに、胸の奥がザワザワする——そんな時期が、誰にでもあります。

今日は、そんなときに彩石屋でよくご案内する、モリオンという黒い石のお話です。

理由のわからないザワザワは、変わり目のサイン

季節の変わり目や、環境が大きく動くとき、心は思った以上に揺さぶられています。

良いものなのか悪いものなのか、自分でも説明のつかない感覚。それは多くの場合、「何かを変えるときが来ているよ」という、心からのサインです。

ザワザワを無理に消そうとするより、「いま、わたしは変わり目にいるんだな」と受け止めるほうが、心はずっと楽になります。

モリオンは「軸を固定する」石

モリオンは、黒水晶とも呼ばれる真っ黒な石です。古くから、持ち主を守り、心を安定へ導く石とされてきました。自分の軸がぶれないように、足元に杭を打って固定する——そんなイメージのお守りです。

世の中が大きく揺れた時期に、店頭でモリオンを選ばれる方が増えたのを、いまでもよく覚えています。黒い石が苦手だというスタッフも「モリオンだけは持てる」と言うほど、不思議と心の落ち着く石なのです。

どちらの手に着けるかで、いまの心がわかる

モリオンのブレスレットには、昔から伝わる面白い使い分けがあります。

  • - 左手:断ち切りたいものがあるとき。得体の知れないモヤモヤや、うまくいかない流れから距離を置いて、その先へ進みたいとき
  • - 右手:心を安定させたいとき。不安で気持ちが揺れやすく、それでも自分の軸を保って強くありたいとき

実際に両方の手に着けてみると、しっくりくる側と、なぜか落ち着かない側があるはずです。店のスタッフにも、右手だとどうにも落ち着かないという左手派がいます。

どちらがしっくりくるか——それを身体に聞いてみること自体が、いまの自分の心の在り方を知る、小さなセルフカウンセリングになります。

まとめ——ザワザワは、敵ではない

落ち着かない日々は、あなたが弱いからではなく、心がちゃんと働いている証拠です。

ザワザワに名前をつけて、必要なら、お守りの石を一本。それでも持て余す日は、ひとりで抱え込まず、誰かに話してみてください。立ち止まった場所から歩き直せる道は、生きているかぎり、いくつでも見つかります。