「相手を変えても、やっぱり何かが違う気がするんです」。
恋愛のご相談で、この言葉によく出会います。いろんな人と出会ってきたのに、いつも同じところで立ち止まってしまう。
今日は、その「繰り返し」の理由を、自分の中に探しにいくお話です。
出会いを重ねても、同じ場所に戻ってくる
努力しなくても自然にできることが、誰にでもあります。
その一方で、やろうとすると苦しくて、どうしてもうまくいかないことも。恋愛がそのひとつになっている方は、決して少なくありません。
向き合うのが大変だから、「やらない」と決めることもできます。それもひとつの選択です。
ただ、心のどこかでパートナーを求め続けているなら、この宿題は避けて通りにくいのです。
相手が悪かったから、次へ行く。
でも、やっぱりなんか違う。それを繰り返しているなら、立ち止まるべき場所は「次の相手探し」ではないのかもしれません。
その理想は、願いですか、欲ですか
「こんな相手がいいな」という願いそのものは、自然なものです。
いまの自分と地続きの純粋な願いなら、それはご縁を選ぶときの、健やかなものさしになります。
けれど、いまの自分とあまりにかけ離れた理想は、願いではなく「欲」になっていることがあります。
欲で相手を探していると、誰と出会っても満たされず、探し続ける旅が終わりません。しかも本人は、なぜ出会えないのか、その理由に気づきにくいのです。
嫌なものから目をそらすと、繰り返しは終わらない
気分を良くしてくれる人とだけ会いたい。
耳に心地よい言葉だけを集めたい。誰の心にも、そういう面があります。
でも、嫌なものに目を向けず、「なぜ繰り返すのか」の理由を自分の中に見つけない限り、同じ展開はまた巡ってきます。
繰り返しを終わらせる鍵は、相手ではなく、自分の内側にあるのです。
親との関係が、影を落としていることもある
恋愛のパターンをたどっていくと、育った家庭にたどり着くことがあります。
ご両親が離れて暮らしていたり、お父さんやお母さんの愛情をうまく受け取れなかったり。いちばん身近な異性との関係が、その後の恋愛の土台に影を落とす場合がある、と言われています。
もしそうだとしても、あなたが悪いわけでも、壊れているわけでもありません。
むしろ、自分のパターンの根っこに気づけたなら、関係はそこから変わり始めます。
まとめ——理由に気づいた人から、変わっていく
うまくいかない恋愛を繰り返すのは、あなたに魅力がないからではありません。
まだ、自分の中にある理由と出会えていないだけです。
理想と欲を見分けて、目をそらしてきたものに少しだけ光を当てる。
時間のかかる道のりですが、自分を深く知った先には、何とも言いがたい満ち足りた関係が待っています。生きていれば、出会い直す機会は、何度でもやって来ます。