我慢を重ねていたら、ある日突然、身体が動かなくなった。
やっと元気になれたと思ったのに、半年後にまた同じことになった——。

これは、わたし自身の話です。
そして、お店でお話をうかがっていると、同じ経験をされている方が本当に多いのです。

小さなメッセージは、ちゃんと来ていた

振り返ると、不思議なことに気づきます。
身体がダウンする前、小さなサインはちょこちょこ来ていたのです。

なんとなくの疲れ、眠りの浅さ、気持ちのざらつき。
でも調子が上向くと、人は急に自分に甘くなります。「もう大丈夫」と調子に乗って、メッセージをすっかり無視してしまう。

つらかったことを、人はすぐ忘れる。
だから「二度となりたくない」と思ったことに、二度なってしまうのです。

「わかったつもり」が、いちばんの落とし穴

一度苦しい経験をすると、「学んだ。もうわかった」と思いたくなります。

けれど、頭でわかることと、心に落とし込むことは別物です。
わたしも「わかったつもり」のまま新しいスタートを切って、同じ場所でもう一度つまずきました。

自分を責める必要はありません。人間は、元に戻る生き物です。
だからこそ、一度の決意ではなく、日々の小さな積み重ねのほうを信じるのです。

  • - 「なんとなく疲れた」を、なかったことにしない
  • - 我慢している自分に気づいたら、誰かに言葉にして出す
  • - できない日は「できなくていい日」と認める

ありのままの自分でいることは、簡単なようでいちばん難しい。
でも、積み重ねたものは、最後にちゃんと芽を出してくれます。

受け取ることは、感謝することと似ている

「素直に受け取る」のが苦手な人は、心のSOSだけでなく、人からの好意や言葉も受け取りそこねがちです。

クリスマスの店頭で、大切な人へのプレゼントを選ぶお客様を見ていると、心がほっこりします。
贈ることと同じくらい、受け取ることも、相手への感謝の形なのだと教えられます。

ありがとうを伝えること。ありがとうを受け取ること。
その両方ができたとき、心はすこし軽くなります。

まとめ——今日の小さなひとつから

我慢しすぎてしまうあなたは、それだけ周りを大切にしてきた人です。

これからは、その優しさをすこしだけ自分にも向けてください。
今日受け取れる小さなメッセージをひとつ受け取る。それだけで、明日の道は変わっていきます。道は、いつからでも、いくらでも続いています。