「この悩み、前に乗り越えたはずなのに」
そう思った経験はありませんか。
片づけたはずの不安や苦しさが、忘れたころにまた顔を出す。今日は、その「ぶり返し」の正体と、そこから抜け出す道筋のお話です。
乗り越えたつもりが、蓋をしていただけ
同じ悩みが何度も戻ってくるとき、多くの場合、原因はひとつです。
乗り越えたのではなく、見ないように蓋をしていた。
つらい気持ちに向き合うのはしんどいので、わたしたちはつい「もう平気」と自分に言い聞かせて先へ進もうとします。
けれど、心の底は嘘をつけません。蓋の下に残ったものは、形を変えて何度でも合図を送ってきます。
ぶり返しは、あなたが弱いからではありません。「ここ、まだ見ていないよ」という心からのお知らせなのです。
変わりたくないわけではなく、抵抗している
もうひとつ、気づきにくいことがあります。
変わりたいのに変われないとき、人は身近な人の話を素直に聞けなくなります。
助言をもらっても「でも」「だって」が先に出る。それは、変わることへの怖さに必死で抵抗している状態です。
もし最近、大切な人の言葉が素直に入ってこないと感じるなら、それは「変わる準備が始まっている」サインかもしれません。
反発したくなる言葉ほど、一度だけ、最後まで聞いてみてください。
誰かに委ねている間は、何も変わらない
お店でお話をうかがっていても、「自分の在り方に気づいたから変わりたい」とおっしゃる方は本当に多くいらっしゃいます。
ただ、気づいただけでは変わりません。
誰かが変えてくれるのを待っている間も、何も変わりません。
変わるために自分で動く。自分のために、心を決める。
これだけは、どんなに信頼できる人にも代わってもらえない、自分にしかできないことです。
自分で決める怖さと、自分で決める自由
自分の足で立つのは、怖いことでもあります。
自分で決めれば、結果も自分で引き受けることになる。勇気がいりますし、苦しさが伴うこともあります。
けれどその先には、何にも代えがたいものがあります。
自分の人生を、自分で選べる自由です。
立ち止まって言い訳をして、決定を人に預けたままなら、いまの道をいまのまま歩いていくことになります。
一歩ずつでも自分で選んで進めば、心が震えるような出来事や人に、きっと出会えます。
まとめ——どんな日々にしたいかは、自分で決められる
これからの日々がどうなるかは、誰にもわかりません。
でも「どんな日々にしたいか」は、あなたが決めることができます。
うまくいかなかった時期があっても、そこで道が終わるわけではありません。
今日の小さな選択をひとつ、自分で決めるところから。生きていれば、選び直せる道は無限にあります。