「今回の人生は、もうこれで仕方がない」
そんなふうに、自分のことをどこかで諦めかけたことはありませんか。いつか状況が変わったら。いつか余裕ができたら。——その「いつか」に自分を預けたまま、今日が過ぎていく。
今日は、昔のわたし自身にも聞かせたいお話です。
「いつか」は、今日の続きにしかやってこない
わたしたちはつい、未来のどこかに「変わった自分」が待っていてくれるように考えてしまいます。
でも、自分という人間を磨けるのは、生きているいま、この時間だけ。
明日のわたしは、今日のわたしの続きです。今日と同じように過ごせば、明日も同じわたしがいる。当たり前のようでいて、つい忘れてしまうことです。
「いつか」に預けた荷物は、誰も代わりに運んでくれません。
いまが変わると、過去の意味も変わる
「もう遅い」「過去がこうだったから」と思う方もいるかもしれません。
でも、過去の経験がどうだったとしても、それはもう過ぎ去ったこと。変えられるのは、いつだって「いま」だけです。
そして不思議なことに、いまが変わり始めると、過去の出来事の意味まで変わって見えてきます。あんなにつらかった時期が、「あれがあったから、いまがある」に変わる瞬間が来るのです。
わたしの「暗黒時代」のはなし
偉そうに書いていますが、わたし自身、人生の暗黒時代と呼びたくなる時期がありました。
正直に言うと、あのころのわたしは、性格が腐りかけていたと思います。
うまくいかないことばかりで、誰かのせいにしたくて、このまま諦めてしまえば楽なのに、と思ったことも一度や二度ではありません。
それでも踏みとどまれたのは、「このままでいるもんか」という気持ちでした。
自分はもっとできるはず。もっと幸せをつかめるはず。——そう思わないと、頑張ることすらできなかった、というのが本当のところです。
「このままでいるもんか」は、立派な原動力
きれいな動機じゃなくていいんです。
悔しさでも、意地でも。「このままでいるもんか」という気持ちは、人を動かす立派な原動力になります。
むしろ、未来は放っておいても変わると分かっていたら、あのころのわたしは、あんなに頑張れなかったかもしれません。
努力している人のことは、世の中はちゃんと見ている——昔教わって、いまも支えにしている考え方です。誰が見ていなくても、自分だけは、今日の自分の頑張りを知っています。その積み重ねが、少しずつあなたの土台になります。
まとめ——「いつか」ではなく、いまから
もしタイムマシンがあったら、暗黒時代のわたしに伝えに行きたいくらいです。
「そのまま諦めたら、もったいないよ」と。
あなたがいまどんな場所にいても、自分を磨く時間は、今日もちゃんと残されています。
大きなことでなくていい。今日をほんの少し丁寧に生きること。それが、未来のあなたへのいちばんの贈り物です。
人生は、生きているあいだじゅう、何度でも書き直しのきく物語です。「いつか」ではなく、いまから。