「ちゃんと頑張ってきたはずなのに、今いる場所が、思い描いていた未来とどこか違う」
そんな感覚を抱えたまま、日々を過ごしていませんか。
足りないのはお金だろうか、時間だろうか、運だろうか——と数え始めると、ため息ばかりが増えていきます。
今日は、その数え方そのものを、すこしだけ変えてみるお話です。
お金も健康も愛情も、ぜんぶ「パーツ」
あるとき、人が生きるうえで大事なことを紙に書き出していて、ふと気づいたことがあります。
お金も、健康も、愛情も——わたしたちが「あれが足りない」と数えているものは、ぜんぶ部品、つまりパーツなのではないか、ということです。
パーツは、それ自体では何も生み出しません。
大事なのは、そのパーツを誰が、どう使うか。同じものを持っていても、使う人によって、できあがる姿はまるで違ってきます。
百円を渡されたら、何に使いますか
想像してみてください。子どもが百円玉をひとつ、手のひらに乗せてもらったとします。
- - ある子は、駄菓子屋さんで自分のお菓子を買う
- - ある子は、みんなで分けられるお菓子を選ぶ
- - ある子は、見たことのない自動販売機で「謎のジュース」を試してみる
- - ある子は、お母さんに渡す小さなお花を探しに行く
たかが百円。でも、お腹を満たす子もいれば、分け合う喜びを得る子も、未知の世界をのぞく子も、愛情のお返しをする子もいる。
同じパーツから、まったく違うものが生まれるのです。そこに表れているのは、金額ではなく、その子の在り方です。
今の手元にあるものは、過去の「使い方」の積み重ね
この百円を、人生のあらゆることに置き換えてみてください。
時間の使い方、言葉の使い方、出会った人とのご縁の扱い方。
小さな「使い方」の積み重ねが今日になり、今日の使い方の先に、未来ができていきます。
いまあなたの手元にあるもの——友人や家族、仕事、知識——を思い浮かべてみてください。それは過去のあなたが選んできた使い方の、積み重ねの結果です。
もし「望んでいた未来と違う」と感じるなら、それはあなたに価値がないからではありません。百円の使い道が、望む未来とすこしズレていただけなのです。
まとめ——パーツではなく、土台を育てる
足りないパーツを数えるより、パーツを使う側の自分——土台を見直すこと。
「わたしは何のためにこれを使いたいんだろう?」と一度立ち止まって自分に聞いてみること。
それだけで、同じ百円が、同じ一日が、違う未来を作り始めます。
使い方は無限にあって、選び直すのはいつからでも遅くありません。今夜の小さな選択から、あなたの望む姿へ向かっていけますように。