何をしても身体の調子が戻らない。原因もはっきりしない——そんな時期を過ごしたことはありませんか。
彩石屋のスタッフのひとりに、1年近く続いた不調ととことん向き合った経験があります。今日は、その体験から見えてきたことをお話しします。
何をしても良くならなかった1年
顔にひどいアレルギーが出て、病院を3軒まわり、電車を乗り継いで遠くの診察に通ったこともあったそうです。
食生活を見直し、生活習慣を見直し、できることはやり尽くした。それでも一向に落ち着かず、自分の誕生日には何度も泣いた——そう振り返ります。
年末に実家へ帰る予定すら危ぶまれるほど、心も身体も追い詰められていました。
溜め込んだものは、形を変えて出てくる
転機になったのは、自分の内側を見つめ直したことでした。
不満や不安、恐怖は、溜め込んでおくと怒りに変わる——そう言われています。
本人は、自分が怒りを溜め込んでいるとは思いもしなかったそうです。けれど振り返れば、悲しみや不安をずっと飲み込んだまま、無理を重ねていました。
我慢は、なかったことにはなりません。出口を失った感情は、いつか別の形で表に出てきます。
たどり着いた、6つの約束
長い不調と向き合うなかで、スタッフがたどり着いたのは、こんなシンプルな約束でした。
- - 我慢しない
- - 無理をしない
- - 休む
- - 人のためではなく、自分のため
- - 溜め込まない
- - 要らない気を使いすぎない
どれも当たり前に見えます。
でも、心と身体を追い詰めている人ほど、この当たり前ができていないものです。
寝る前の「ありがとう」と、自立という答え
ふと立ち止まったとき、感謝の心を忘れていたことにも気づいたといいます。それからは夜寝る前に、自分に関わりのある人へ——苦手だなと思う人にも——心の中で「ありがとう」を言うようにしたそうです。
そして最終的にたどり着いたのが、自立でした。
自分で活動する。自分に集中して活動する。
早くできなくてもいいし、完璧でなくてもいい。自分のペースでやれることをやり、人の目を気にしない。
そう腹が決まったころから、不思議と、不調は少しずつ落ち着いていったそうです。
もちろん、体調のことは人それぞれで、医療に代わるお話ではありません。ただ、「自分を蔑ろにしない」と決めたことが、立て直しの土台になったのは確かなようです。
まとめ——自分を蔑ろにしそうになったら
耐えられないほどしんどい時期は、生き方を見直す覚悟を決めるために訪れるのかもしれません。
あなたがいま、出口の見えない不調の中にいるなら、まず「我慢しない・無理しない・休む」から始めてみてください。
そして、危うく自分を蔑ろにしそうになったら、ひとりで抱え込まずに、誰かに話してみてください。道は、いつだってひとつではありません。