「あの出来事さえなければ」と思う過去は、ありませんか。
先日、久しぶりに旧友と会いました。どんな話になるかも分からないまま会って、思うことを話して。どちらかというと、私のほうに必要な時間だったような気がします。
友人の話を聞きながら、改めて確信したことがあります。人は、意味のない経験をしないんだな、ということです。
経験のすべてが、夢につながっていた友人
友人は、自分の夢を話してくれました。
それは、これまで生きてきて経験したこと、出会ったいろんな人たちから教えられたこと、「なぜあの人と出会ったのか」——その全部がひとつにつながっている夢でした。
たとえば、病気がちな親を小さい頃から見てきた子や、自分が大変なときに助けてもらった相手がヒーローのように見えた子が、お医者さんを目指すことがありますよね。経験が、その人の向かう先をつくっていくのです。
私のどん底と、彩石屋が生まれた日
私自身も、同じでした。
親との関係に悩み、父が自ら命を絶とうとしたこともありました。どん底の中で「どう生きたらいいのか」を考えたとき、私には相談できる人がいなかった。だからこの経験を誰かのために役立てたい——その思いで、彩石屋を立ち上げました。
あの経験がなければ、彩石屋をやろうとは思わなかったはずです。
父はその危機がきっかけで、どん底にいた時期に酵素風呂と出会いました。あの日悩んで、あの喫茶店に行かなければ、道を教えてくれた人には出会えなかったのです。
あの日あの時の出会い。それがなければ、今はなかった。あなたにも、そんな経験はありませんか。
流されるように始まる縁もある
長く一緒に働いているスタッフとも、よくこんな話をします。
「あのとき悩んでいなければ、この街にも来なかったし、彩石屋に立ち寄ろうとも思わなかった」と。
たまたまの縁が重なって店を訪れ、私が「この人には生きがいが必要だ」と感じてお誘いした。何年たっても一緒にいて、間違いじゃなかったなと感じます。
友人のように経験がはっきり夢へつながる人もいれば、流されるように入った場所で、自分に合う世界を知る人もいる。どちらの道も、ちゃんと「その人の道」になるのです。
まとめ——世界をクリアに見る勇気を
あなたは今、なぜそれを選んで生きているか、分かりますか。
未来をはっきり決めて進むのは、勇気がいります。でも、つらかった経験も、遠回りに見えた出会いも、あとから振り返れば一本の線になっていく——私はそれを自分の人生で確かめてきました。
目をしっかり開いて、ハートを開いて。あなたの今日の経験も、まだ見ぬどこかへつながっています。