学生のころは、勉強が好きになれなかった。
なのに大人になった今、ふと「学んでみたい」と思うことがある——そんな気持ちに、心当たりはありませんか。

今日は、教える仕事をしているお客様との会話から見えてきた、「学び」のお話です。

「面白い」と思って帰ってもらいたい

お店に通ってくださる方の中に、学生に教える仕事をしている方がいます。
教えるときに大事にしていることを尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「生徒が、自分の興味に気づけるようにしています。面白いと思って帰ってもらいたいんです」

知識を渡すことよりも先に、その人が求めているものに気づけるようにする。
この姿勢を聞いたとき、学びの本質はここにあるなあと思いました。

同じ内容でも、伝え方で別物になる

思い出してみてください。学生時代、同じ教科なのに、先生が変わったとたん面白くなった経験はありませんか。

同じものでも、誰からどう教わるかで、まったく別物になります。

一方通行で暗記するだけの授業はつまらなくても、語り合いながら学ぶ場ならあっという間。
つまり、あのころ勉強が嫌いだったのは、あなたの頭のせいではなかったのかもしれないのです。

学校の勉強だけが、学びじゃない

私自身のことを言えば、いちばんの学びは学校の外にありました。
父が「生き方」の話ばかりする人で、小さいころからずっとそれを聞かされて育ったのです。

正直、どんな授業よりも勉強になっています。
理系の父が話す化学の話は、びっくりするほど面白くて、「こんな授業だったら絶対忘れなかったのに」と思ったほどでした。

そういう世界があると、誰かに見せてもらわないと、人はその世界に気づけません。
誰から学ぶか。誰と話すか。それが、あなたの見える世界の広さを決めていきます。

学び直しに、遅すぎることはない

「いつか大学で学んでみたい」——私はそんな夢を、ずっと持っています。
人の心について、研究している人がどんなふうに話すのか、聞いてみたいのです。

先ほどのお客様に教わったのですが、社会人にも開かれた講座があって、学生と一緒に学べる場もあるのだとか。
学び直しの扉は、思っているよりずっと近くにあります。

ちなみにその方は、節目のときや、気持ちを整えたいときにお店に来てくださいます。
新しい学びを始めるのも、人生の節目。そういうときこそ、自分の「知りたい」に正直になるチャンスです。

まとめ——「知りたい」は何歳からでも芽を出す

学生時代の成績は、あなたの学ぶ力の証明書ではありません。
出会う人と伝え方が変われば、学びはいつでも面白くなります。

今さら、と思ったときが、いつだって入口です。
「知りたい」の芽がある限り、あなたの世界が広がっていく道は、いくつになっても増え続けます。