黄色く色づいた葉が舞い、道ばたに秋桜が揺れる季節になりました。
子どものころ、名前も知らないまま、この花を見るとなぜか幸せな気持ちになった——そんな記憶はありませんか。今日は、秋桜の名前にまつわるお話から始めたいと思います。
「コスモス」という名前の由来
秋桜(コスモス)の語源は、ギリシャ語で「秩序」や「調和」を意味する「kosmos」だと言われています。
花びらが8枚、規則正しく並ぶ姿から、この名がついたのだそうです。
もともとは、整然と秩序立った宇宙のしくみを表す言葉でした。ルネッサンスの時代には、宇宙全体を「マクロコスモス(大宇宙)」、人間の内面を「ミクロコスモス(小宇宙)」と呼んだとも伝えられています。
ひとりひとりが、小さな宇宙
大きな流れの中で、ひとつの存在として生きている私たち。
人間ひとりひとりが、小さなコスモス。あなたの内側には、誰とも比べようのない、あなただけの世界が広がっています。
そう考えると、隣の誰かと比べて落ち込むことが、すこし不思議に思えてきませんか。宇宙どうしは、比べられないのです。
背伸びせずに、等身大でいる
「ありのままでいい」
言葉では分かっていても、自分に向かって言ってあげるのは、案外むずかしいものです。
でも、背伸びをした自分で頑張り続けるより、等身大の自分で立っているほうが、人はずっと輝いて見えます。「ありのままでいい」と、自分に許可を与えること。それが、自分の小さな宇宙を大切にする第一歩です。
石の中の小宇宙——スフェーン
彩石屋でこのお話とともにご紹介したいのが、スフェーンという天然石です。
小さな石の中で光がきらめき、見る角度によって黄色や赤の輝きを見せてくれます。まるで、石の中に小さな宇宙があるかのよう。
石言葉には「純粋」「永久不変」といった言葉が並ぶとされています。凛と咲く秋桜のように、等身大の「自分」という存在を大切にする——その合図になるお守りとして、手元に置いてみてください。
あなたの宇宙は、あなたのもの
秩序と調和を意味する名前を持つ、秋桜。
その花が教えてくれるのは、ひとりひとりの内側にある世界の確かさです。誰かの宇宙をうらやむ必要はありません。あなたの宇宙には、あなたにしか歩けない道が、これからいくつも生まれていきます。
等身大のあなたに、今日、許可を出してあげてください。