「いい人だとは思う。でも、この人と家族になっていいのか分からない」——結婚を考える場面で、ふとそんな不安がよぎったことはありませんか。
今日は、わたし自身が相手を選ぶときに大切にしてきた、ひとつの見方のお話です。

怖さは、過去の経験がつくっている

だれにでも、弱いところがあります。
人生でこれが起きたら怖い、これだけは避けたい、と思うこと。

そうした怖さの多くは、過去に経験した「二度とごめんな出来事」や、知らないうちに植え付けられてきたものから生まれています。

怖さがあること自体は、悪いことではありません。あるから守れるものもある。
ただ、そこばかりを気にして、自分らしさが生きないとしたら——それがいちばんもったいないことだと、わたしは思っています。

怖さに引っ張られて選ばない

たとえば、親の離婚を間近で見て育つと、いざ自分がいちばん身近な関係を築こうとするとき、しなくていい心配をしたり、言わなくていいことを言ってしまったり、素直になれなかったりすることがあります。

怖さに踊らされると、ほんとうに大事にしたいものを一番に置けなくなる。
だからこそ、相手選びの前に「自分は何を怖がっているのか」を知っておくことが、とても大切なのです。

わたしが見てきたのは「育った環境」

わたしは相手を選ぶとき、その人の家庭環境を見てきました。中でも兄弟構成は、結構重要なポイントだと感じています。

一人っ子か。二人兄弟の上か下か。三人兄弟のどこにいたか。
どのポジションで育ったかで、人との関わり方の癖はずいぶん変わる——これは、わたしの実感です。

わたし自身は三人兄弟の真ん中。相手に合わせるのは得意なほうですが、自分がしっかり者に支えてもらえる関係のほうが合っていました。環境が育てた包容力のある、お兄ちゃんタイプの人です。

結婚した相手は、まさかの一人っ子でした

そんなわたしが結婚したのは、一人っ子の夫でした。
一人っ子なんて無理、と思い込んでいたのに(完全に偏見でした)、見事に覆りましたね。

決め手はやっぱり、どんな家庭環境で育ったか。
夫は周りの目をあまり気にしない、超マイペースな人。言葉はストレートで、駆け引きがありません。

初めて会ったとき、わたしは夫にこう言われました。

「不幸そうな顔をしてる」

——笑ってしまうほどストレートでしょう。
でも、それがすごくよかったんです。この人は、人のことをよく見ている。そう感じて、夫を見る目が変わりました。

相手の目に映る自分を、知る

あなたには、だれかに言われた衝撃のひとことがありますか。

相手の目に自分がどう映っているかを知ることは、自己理解の入り口になります。
怖さの正体を知り、自分に合う関係を自分の言葉で選べたら、結婚という大きな選択も、ぐっと自分のものになります。

正解の型は、ひとつではありません。一人っ子でも末っ子でも、合う相手は人それぞれ。
迷いながらでいいので、自分の目で見て、自分で選んでいきましょう。その積み重ねの先に、あなたに合った関係の形が見えてきます。