あの人のことを考えはじめると、止まらなくなる。
なんであんな言い方をするの、なんで分かってくれないの——気づけば不満の沼にはまって、いちばん疲れているのは自分。
店頭でもよくうかがう、このしんどさのお話です。
人を見るとき、わたしたちは一方向から見ている
人を見るとき、わたしたちは多角的にではなく、ある一定の方向から見てしまう傾向があります。
合う人なら「好き」、合わない人なら「んっ?」。
そして悪い部分に視線が固定されると、「なんで?」が積もって不平不満に変わっていきます。
偏った見方の世界は、誰よりもまず自分にとって居心地が悪いのです。
見る角度を変える——良いところ探しという練習
居心地の悪さを変える方法は、相手を変えることではありません。見る角度を変えることです。
具体的には、その人の良いところをひとつだけ探してみる。
「あら、こんな素敵なところがあった」と気づけた瞬間、同じ相手なのに世界の色が変わります。
これは我慢でも妥協でもなく、視点の引っ越しです。
同じまなざしを、自分にも向ける
この練習は、自分自身にも使えます。
劣等感や自分を卑下する気持ちは、自分の悪い部分にばかり意識が向いている状態です。
そのままでは自分の良さに気づけず、自分を見失うことにもなりかねません。
十人十色。好みも考え方も性格も、人それぞれ違います。違いは欠点ではなく、個性です。
自分の長所に気づき、伸ばしていく。そして「自分を生きていいんだ」と、自分に許可を出してあげてください。
お守りとしての、キャンディカラースピネル
彩石屋でこのお話とともにご紹介したいのが、キャンディカラースピネルです。
ラテン語で「小さなとげ」を意味する「spinella」が名前の由来とされる石で、石言葉は「内面の充実・安全」。
色の幅がとても豊かで、その一粒一粒の違いが、まるで「個性」そのもののようです。
長所を探すまなざしを思い出すお守りとして、手元に置いてみてください。
見方が変われば、居場所は増える
人の良いところを探せる人は、自分の良いところにも気づける人です。
合わない人がいても、そこは行き止まりではありません。
角度を変えれば景色が変わり、景色が変われば、付き合い方の選択肢はいくらでも生まれます。
今日ひとつだけ、誰かの良いところを見つけてみてください。