「私なんて、選んでくれる人がいるだけありがたいから」
お見合いや結婚のご相談で、こんな言葉を聞くことがあります。
謙虚に聞こえるけれど、実はこの一言こそが、幸せを遠ざけているのかもしれません。今日は、自分を粗末にしない、という練習のお話です。
婚約までいったのに、深く傷ついた方の話
お店にご相談に来られた女性は、お見合いから婚約まで進んだものの、お相手からの言葉の暴力で、女性としての尊厳を深く傷つけられていました。
結婚を誰よりも望んでいるのに、なぜか傷つく相手と向き合うことになってしまう。
同じような苦しさを抱えてご相談に来られる方は、決して少なくありません。
幸せを遠ざける「元」は、自分への暴言
たくさんのご相談から見えてきたのは、幸せになれない人はいない、ということ。
ただ、幸せになりにくい「元」を心に抱えている方は多い、ということでした。
その「元」とは、たとえばこんな心のつぶやきです。
- - 「私なんて、可愛い要素がないから」
- - 「可愛い服は似合わない。私には地味な服で十分」
- - 「私を選んでくれるなら、誰でもいい」
気づいてほしいのです。これらは全部、自分で自分に向けた暴言だということに。
自分への扱いが、許してしまう扱いの基準になる
自分に「その程度でいい」と言い続けていると、心はそれに慣れていきます。
すると、相手からひどい言葉を向けられたときにも、「私が言われても仕方ない」と受け入れてしまう。
出会った相手が悪い。それは間違いなくそうです。ひどい言葉を浴びせる側に、正当な理由などありません。
ただ同時に、自分を傷つける言葉の発生源が自分の中にもあるなら、そこは自分の手で終わらせることができます。終わらないループを断ち切れるのは、あなた自身です。
「なりたい自分」を、遠慮なく描いていい
可愛くなりたい。好きな人に好きだと言われたい。
その気持ちを、年齢や謙遜を理由に抑え込まないでください。
なりたい自分像を思いきり描いて、小さな変化を日々楽しむ。
彩石屋では、その伴走役として、ローズクォーツやクンツァイトのような淡い色の石を「自分を大切に扱うと決めた日のお守り」としてご紹介することがあります。身につけるたび、自分との約束を思い出す合図になります。
まとめ——幸せの形は、自分に聞く
結婚という形だけが幸せではありません。幸せの形は、ひとりひとり違います。
だからこそ、「私はどうなれたら幸せ?」と、自分自身に聞いてあげてください。
冒頭のご相談者の方は、その後とても素敵な方と出会い、「これが自分の人生?」と驚くほど幸せに過ごされています。
自分を粗末にする癖をひとつ手放すたびに、選べる出会いも、進める道も増えていきます。道は、生きているかぎり描き足せるのです。