「私なんかが、お客様の前に立っていいんだろうか」
新しい仕事や役割を前に、こんな気持ちに覆われたことはありませんか。
今日は、彩石屋のスタッフが実際に通ってきた、その出口のお話です。
自信のないまま、こなしていた日々
彩石屋のスタッフのひとりに、こんな時期がありました。
石や色の勉強は人一倍頑張っている。学べば学ぶほど奥が深く、面白い。
それでも自信はまだまだ持てず、その日その日を、ただこなすように働いていたそうです。
周りと比べては落ち込み、ほかのことを考える余裕もない。
もしあなたにも覚えのある状態なら、この先を読んでみてください。
友人の一言で、見る場所が変わった
ある日、久しぶりに会った友人に、自信のなさをぽろりとこぼしたときのこと。
「あなたには、あなたにしかできないことがあるよ」
「知識や経験よりも、気持ちで作ったらいいんじゃない?」
その一言で、頭の中に稲妻が走ったそうです。
周りばかりを気にして、自分のことをまったく見ていなかった——そう気づいた瞬間でした。
自信のなさの正体は、能力の不足ではなく、視線の向き先だったのです。
真剣にやると、楽しさはあとからついてくる
そこからスタッフは、「やるなら一生懸命に、真剣に取り組む」と決めました。
うまくいかずに打ちのめされる日も、苦しい日もある。
それでも目の前のことをただ必死でやっていたら、いつのまにか、楽しくてしかたなくなっていたといいます。
やりたいか、やりたくないか。
それを抜きにして目の前のことに本気で向き合うと、それはいつしか「やりたいこと」に育っていくのです。
手放すのは、古い思い込み
言い訳をしたり、諦めたりするのは簡単です。
けれどそれを始めると、いちばん大切な「自分」が置き去りになります。
大勢の中にいても、最後に向き合う相手はたった一人——自分自身。
「こうでなければならない」という古い思い込みの重りを、ひとつずつ外していけばいいのです。
できなかったから、今がある
そのスタッフは、こう振り返ります。
「最初からすんなりできていたら、今の私ではなかったと思う」
できない時期は、回り道ではなく土台です。
正解だと信じてきたものを思い切って手放したとき、手放す前には見えなかった景色が待っています。
「私なんか」と思う日があっても、大丈夫。
その先に開けている道は、一本ではありません。何本でも、何度でも、ここから選び直せます。