新しいことを前にすると、「どうせ私にはできない」が先に口をついて出る。
もしそんな癖に心当たりがあるなら、今日は「信じる」ということについて、少しお話しさせてください。
向かい風のなかで、ペダルを踏みながら
スタッフのひとりが、こんな話をしてくれました。
風の強い日に自転車に乗ると、まともに風の抵抗を受けて、思うように舵が取れない。
自然の力に勝てるわけはない。それでも「風には負けない」と決めて、踏ん張りながらどうにか前へ進めたとき、小さな達成感があったそうです。
体力や脚力の問題ではなく、「進める」と自分を信じられたかどうか。
たったそれだけで、同じ向かい風が、まるで違う体験になるのです。
「できる」と「できない」、どちらを信じるか
「できる」と信じている人は、できる方法を探し始めます。
「できない」と信じている人は、できない理由ばかり集めてしまいます。
能力やセンスの差より先に、この「どちらを信じているか」が、選ぶ行動と見える景色を変えていきます。
だから、結末をどうしたいかをまず決める。
そして、いちばん身近な味方である自分自身を信じてみる。そこが自分軸の置き場所になります。
一喜一憂しない、という練習
とはいえ、信じ続けるのは簡単ではありません。うまくいかない日は、すぐ「やっぱり無理かも」と心が傾きます。
そんなときは、目の前の結果ひとつひとつに一喜一憂しないこと。
「今日はだめでも、最後にはどうにかなる」と、少し先の自分に預けてしまう。よいほうの景色を思い描く時間を、意識して増やしてみてください。
ロッククリスタル——迷いなき意志の象徴
このお話とともにご紹介したいのが、ロッククリスタル。透明感のある水晶です。
名前は「氷」を意味するギリシャ語の「krystallos」を語源にしています。
その透きとおった姿から、清らかな思考と、迷いなき意志を象徴する石とされてきました。
頭の中が雑念でいっぱいの日、手元の透明な石をしばらく眺めてみる。
「私は何を信じると決めたんだったかな」と立ち返るための、お守りとして置いてみてください。
信じる先は、いつも自分
世の中の声や周りの評価は、日ごとに変わります。
けれど、最後まで一緒にいてくれるのは自分だけです。
「できる」と信じる練習は、今日の小さな一歩からで充分。
向かい風の日も、止まって休む日も、進み方はいくつあってもいいのです。あなたが自分の味方でいるかぎり、行き先は閉じません。