新しい職場、新しいクラス、新しいご近所づきあい。
環境が変わったとき、わたしたちの心をいちばん占めるのは、仕事の中身よりも「そこにいる人と、うまくやっていけるかどうか」ではないでしょうか。
支えてくれる人がひとりいるだけで、同じ大変さでも感じ方はまるで変わります。
だからこそ、人間関係の「こじれ」は、できれば芽のうちに摘んでおきたいのです。
「嫌われたかも」を、分解してみる
たとえば、こんな経験はありませんか。
- - 挨拶したのに、無視された
- - そっけない返事をされた。私のこと、嫌いなのかも
あとから分かってみれば、「単に聞こえていなかった」「その日、体調が悪かっただけ」。
そんなことが、本当によくあります。
人間関係のこじれの多くは、出来事そのものではなく、出来事につけた自分の解釈から始まります。
「事実」と「想像」を分けてみるだけで、こじれの種はずいぶん減っていきます。
攻撃してくる人は、何かに怯えている
それでも、本当にとげとげしい態度を向けてくる人はいます。
そんなとき、思い出していただきたいことがあります。
人は、怖いと感じたときに攻撃的になるということです。
あなたにきつく当たる人は、あなたを傷つけたいのではなく、何かに怯えているのかもしれません。立場を失う怖さ、置いていかれる怖さ、自分が否定される怖さ。
そう見方を変えると、対処はシンプルになります。
- 1. こちらは謙虚でいること
- 2. 相手を嫌いにならないこと(嫌えば、それは必ず伝わります)
- 3. 自分から、挨拶や声かけの接点を持ち続けること
媚びるのではありません。「わたしはあなたを攻撃しません」と、態度で伝え続けるだけです。早ければ早いほど、こじれは小さく済みます。
「火に油を注ぐ声」から、そっと離れる
もうひとつ、気をつけたいことがあります。
こじれかけたとき、あなたの気持ちを煽る人が現れることです。
「それはひどいよ、言い返しなよ」「私だったら許せない」
その声に乗って関係が壊れても、煽った人は責任を取ってくれません。
気持ちを分かってもらえるのはありがたいこと。でも、どうするかを決めるのは、あなた自身——つまり自分軸です。
自分軸に戻る、小さな習慣
モヤモヤしたら、紙に二つの欄を作って書き分けてみてください。
- - 事実:挨拶への返事がなかった
- - 想像:嫌われている、怒らせた、私はだめだ
書いてみると、想像の欄ばかりが膨らんでいることに気づきます。
これは自分を責める作業ではなく、自分の心の癖を知る——自己理解の練習です。
お守りとしての、クリソプレーズ
彩石屋では、アップルグリーンが清々しい天然石・クリソプレーズを「人への思い込みをほどくお守り」としてご紹介しています。
石が何かを変えてくれるのではありません。
ポケットの石にふれた瞬間、「いま、事実と想像を混ぜていないかな」と自分に戻る——その小さな合図になってくれるのです。
新しい環境のあなたの毎日が、すこやかな人間関係で彩られますように。
この記事は、2016年4月の旧彩石屋コラム「追撃モンスターに要注意*対人こじれを防ぐメソッド。」を、現在の彩石屋の考え方(自分軸・自己理解・お守り)に合わせて書き直したものです。