夕飯の買い物、洋服選び、休日の過ごし方。
「まあ、これでいいか」で決めたものは、手に入れたのに、どこか心に残らない——そんな経験はありませんか。
今日は「これでよい」と「これが良い」。たった一文字違いの、ふたつの選択のお話です。
「これでよい」と「これが良い」は、別もの
「これでよい」は、どこかにあきらめを含んだ選択です。
本当はもっと心が動くものがあるのに、値段や周りの目、面倒くささを理由に、その手前で止まってしまう。
一方の「これが良い」は、心が本当に求めているものを選ぶこと。
迷いがないから、後悔が残りません。そして選んだあと、心がちゃんと満たされます。
「これが良い」と言えるのは、自分に誠実でいられたとき。
選んだものだけでなく、そう選べた自分自身にも、満足できるのです。
手前で止まってしまうのは、怖さがあるから
本当に望むものを選ばないとき、心の奥には小さな怖さが隠れていることが多いものです。
失敗したら、どうしよう。期待して、がっかりしたら。身の丈に合わないと思われないか。
でも、何かを形にしていくとき、失敗への怖れは要りません。
見栄を張らず、素直に、自分に正直になる。それだけで、身も心もすっと軽くなっていきます。
どんな自分も「よし、大丈夫」と認める
そしてもうひとつ、忘れないでほしいことがあります。
これまでの自分を認めて、褒めてあげること。
うまくいった自分も、いかなかった自分も、まるっと受け入れて、「よし、大丈夫」と自分に許可を出すこと。
これは自己受容——「これが良い」と選べる自分の、土台になる部分です。
自分を認められていないと、「私なんかには、これでよい」と、選択のほうまで小さくなってしまうからです。
あなたが本当に望むことは、何ですか
自分にとって何があれば満たされるのか。それが心でわかると、人は動けるようになります。
大きなことでなくてかまいません。
「今」何ができるかを見きわめて、実際にできることをひとつずつ形にしていく。
その積み重ねが、あなたにとっての本当の豊かさへつながっていきます。
お守りとしての、ガーネット
彩石屋でこのお話とともに思い浮かぶのが、ガーネットやルビーといった深い赤の石です。
夢や目標へ一歩を踏み出す人の、勇気のお守りとして親しまれてきました。
手元の赤がふと目に入るたび、「私は『これが良い』を選ぶ」と決めた日のことを思い出させてくれます。
まとめ——選び直しは、何度でもできる
これまで「これでよい」を重ねてきたとしても、大丈夫です。
選択は毎日、目の前にやってきます。今日の小さな買い物からでも、選び直しは何度でもできるのです。
次に何かを選ぶとき、ほんの一呼吸おいて、自分に聞いてみてください。
「私は本当は、どれが良い?」——その問いかけが、心の満ちる毎日への入り口になります。