朝から晩まで気を張って、家に帰っても肩の力が抜けない。
ちゃんとやっているはずなのに、なぜかいつも苦しい——。

もし心当たりがあるなら、今日のテーマはあなたのためのものです。
キーワードは、たったひとつ。「緩む」です。

緩むとは、自分と人を赦すこと

「緩む」というと、気が抜けてだらしなくなることのように聞こえるかもしれません。
でも、ここでお話しする緩むは違います。

緩むとは、自分をどれだけ自由に赦せるか。そして、人をどれだけ赦せるか。

おもしろいことに、この2つはつながっています。
自分には甘くできても、人に厳しくなってしまう。逆に、人は赦せるのに、自分だけは責め続けてしまう。

どちらか一方だけ緩めようとしても、うまくいかないのです。

「正しさ」が、自分と人を縛る

緩めない人の心の中には、たいてい「正しさ」がぎっしり詰まっています。

こうだから、こうしなければいけない。
ふつうは、こうあるべき。

けれど、正論は時に正論ではなくなります。正しいはずのことが、実は誰かを追い詰めていることもあります。

自分の思いは伝えていい。ただ、自分の「正しい」を人に押しつけはじめると、それは自分も相手も苦しい世界へ連れていってしまいます。

人を縛りたくなるとき、その奥には「自分を自分で赦せていない」気持ちが隠れていることが少なくありません。
だからこそ、順番はまず自分から。自分が緩めば、たいがいのことは「まあ、いいか」になっていきます。

合図は「ねばならない」。気づいたら深呼吸

では、具体的にどうすればいいか。とても簡単な練習があります。

頭の中に「〜ねばならない」「〜すべき」が浮かんだら、それを合図にする。
「おっと、いま縛りが出たな」と気づいて、深呼吸をひとつ。

これだけです。
ねばならないを全部やめる必要はありません。気づいて、ひと呼吸ぶんだけ緩む。その積み重ねが、張りつめた心を少しずつほどいていきます。

自分を赦すお守り、ローズクォーツ

彩石屋でこのお話とともにご紹介したいのが、ローズクォーツです。

やわらかなピンク色のこの石は、古くから「自分自身を愛すること」「赦すこと」の象徴とされてきました。
自分を赦せるようになると、不思議と人にもやさしくできて、人からのやさしさも素直に受け取れるようになっていきます。

自己否定が止まらないとき、人と比べて落ち込むとき。
ポケットの中の石にふれて、「緩んでいい」と自分に言ってあげる——そんなお守りとして連れて歩いてみてください。

まとめ——緩んだぶんだけ、心は自由になる

緊張し続けた心は、緩んだぶんだけ自由を取り戻します。

今日から、頭の片隅に「緩む」の2文字を置いておいてください。
「ねばならない」が出てきたら、深呼吸をひとつ。

完璧に緩めなくてもだいじょうぶ。行きつ戻りつしながらでも、生きていれば、心がほどける道はいくらでも見つかります。