卒業と入学、異動や転勤。春は、新しい環境への変化がいちどに押し寄せる季節です。
楽しみなはずなのに、夜になると不安ばかりが大きくなる。
もしいまそうなら、今日のお話はあなたのためのものです。
「どうしよう」と「こうしよう」
同じ変化を前にしても、心のありようで見える景色はまるで違います。
「どうしよう、どうしよう」と惑っているとき、心は不安でいっぱいになります。
「こうしたい、こうしよう」と決めたとき、同じ胸の奥から、今度はワクワクが湧いてきます。
不思議なことに、状況は何も変わっていないのです。
変わったのは、心の向きだけ。
惑う心と決める心。春の分かれ道は、ここにあります。
望みは、言葉にしたぶんだけ動き出す
では、どうすれば「こうしよう」に辿り着けるのでしょうか。
おすすめは、心の設計図をつくることです。
家を建てる前に設計図を描くように、自分の望みを紙に書き出してみてください。
- - 新しい環境で、どんな顔で過ごしていたいか
- - 1年後、何ができるようになっていたいか
- - そのために、最初の1週間で何をするか
頭の中の望みは霧のようなものですが、言葉になった望みは道しるべになります。
書いた瞬間に、次の行動がひとつ決まる。その積み重ねが、未来の手ざわりを変えていきます。
思いだけでは届きません。思いに、時間と行動という燃料を注ぐこと。
設計図は、その燃料をどこへ注ぐかを教えてくれます。
まっさらな石、水晶
このお話とともにご紹介したいのが、水晶です。
色を持たない、透きとおった石。古くから「澄んだ心」の象徴とされてきました。
何色にも染まっていないからこそ、見る人の心をそのまま映します。
設計図を書く机の上に、ひとつ置いてみてください。
透明な石をのぞき込むと、「いま自分は何を望んでいるんだろう」と、心が静かに整理されていきます。
決めたことが揺らぎそうな日は、水晶にふれて設計図を読み返す。
それだけで、あの日の「こうしよう」に戻ってこられます。
まとめ——決めた人から、春が始まる
変化の季節に不安になるのは、あなたが真剣に生きているからです。
惑う心を責めなくていい。ただ、小さくていいから「こうしよう」をひとつ決めて、紙に書いてみてください。
設計図は、あとからいくらでも描き直せます。
道は一本ではありません。生きているかぎり、描き直した数だけ道は増えていきます。