「あれ、わたし、変わった?」

ずっと億劫だったことが、なぜかすんなりできた。手放せなかったものを、気づけば手放せていた。そんな自分に、ある日ふと気づいたことはありませんか。

わたし自身、まさにそれを体験したことがあります。今日はその話をさせてください。

変化は、いつもあとから気づく

ここ2、3日、自分の価値観が前と違う——そう、ふと思った時期がありました。

苦しいと思い込んでいたことが、実は何でもなかった。感謝の種類が、前と変わってきた。思考がようやく、楽に考えられるほうへ向かいはじめた。

「なぜなんだろう?」と不思議でしたが、振り返って分かったのは、変化は起きている最中には気づけない、ということです。気づくのはいつも、あとから。だからこそ「あれ?」と思えた日は、それ自体が大切なサインなのです。

揺さぶられる時期は、溢れる時期

正直に言うと、その少し前のわたしは穏やかではありませんでした。

ささいな出来事に敏感に反応してしまい、ある日は怒りが抑えられずに溢れたほどです。

でも今なら分かります。あれは、長く溜め込んできたものが溢れるタイミングだったのだと。心が大きく動く前には、揺さぶられる時期がセットでやってくることが多いように思います。

もしあなたが今、妙にイライラしたり涙もろくなったりしているなら、それは心が変わろうとしている途中なのかもしれません。深刻になりすぎず、無理だけはしないでください。つらさが続くときは、休むことを最優先に。

「やらなくていいこと」を決める

変化の時期にひとつだけ、おすすめしたいことがあります。自分を取り巻く荷物の整理です。

  • - 今のわたしが、やるべきことは何か
  • - 逆に、もうやらなくていいことは何か

紙に書き出してみると、惰性で抱えていた荷物の多さに驚くはずです。手放せるようになった今のあなたなら、前は降ろせなかった荷物も降ろせます。身軽になるほど、次の一歩は出やすくなります。

流されずに、自分の意思を持つ

変化の波が来ているとき、いちばん大事なのは、流されるように生きないことです。

波に運ばれるのではなく、「わたしはこっちへ行く」と自分の意思を持つ。同じ変化でも、自分で選んだ変化は、あなたを育てる変化になります。

受け取り方が変わったということは、あなた自身が変わったということ。これまでコツコツやってきたことの結果が、表れはじめているのです。

変わることを、怖がらなくていい

価値観が変わるのは、これまでの自分が間違っていたからではありません。あなたがひとつ、深くなったからです。

ありのままの自分に「よくここまで来たね」と声をかけて、新しい目で世界を眺めてみてください。

昨日までの地図が古くなったら、描き直せばいいだけのこと。あなたの道は、今日からまた何通りでも描けます。