「好きな色は、紺色です」

そう言いながら、本当は可愛い色に心が動いている——そんな心当たりはありませんか。
今日は、シックな色の奥に本当の自分を隠していた、あるお客様のお話をさせてください。

いつも紺色の服を着ていた、あるお客様

彩石屋に、いつもシックな色の服を着て来てくださるお客様がいました。
結婚を真剣に考えて、頑張っている女性です。

心が純粋で優しくて、結婚したら相手のために何でもしてあげられるくらい、人のことを考えられる方。
でも私には、その紺色が、本当の自分の色を隠しているように見えていました。

「私にはこの人生がお似合い」と決めていませんか

真剣に願っているのに、なかなかうまくいかない。
お話を伺ううちに見えてきたのは、心のどこかで「私にはこの人生がお似合いだ」と、自分で決めてしまっていたことでした。

そのために、しなくてもいい経験までしてしまった。
それでも彼女は「ここに来るのも勇気が要るんです」と、遠くからわざわざ足を運び、変わろうと真剣に考えていました。

そんな人が幸せになれないなんて、嘘です。
あなたが悪いことなんて、ひとつもない。どうか「私なんて」と思わないでほしい——心からそう思いました。

似合う色は、ちゃんとある

私は以前、アパレルでアドバイザーをしていました。
その方に似合う形やサイズ、そして色を見つけるのが特技です。

「あなたの魅力を引き出す色が、きっとありますよ」

そんなお話をして、その日はお見送りしました。

翌週のことです。
そのお客様が、とても可愛らしいピンク色の服を着て、お店に来てくださったのです。
「見てもらいたくて」と。あいにく私は不在でしたが、スタッフがお話を伺い、また新しい一歩のお話が聞けたようです。

まとめ——頑張っている人が、最後に微笑んでほしい

人生は、思うようにいかないことがたくさんあります。
それでも、頑張っている人が最後に微笑むのが人生であってほしい。私自身が、そう思って変わってこられたように。

「私にはこの人生がお似合い」という思い込みは、服の色ひとつからでもほどけていきます。
紺色をやめた日から見える景色があるように、人生の選び直しに遅すぎることはありません。道は、これからいくらでも作れます。

あなたは、ちゃんと幸せになれますよ。