あの人にどう思われるだろう。
そう考えて、言いたいことを飲み込んでしまう。やりたいことを、胸の奥にしまってしまう。

もし心当たりがあるなら、今日は「いい意味で開き直る」というお話をさせてください。

個性の時代なのに、苦しいのはなぜ

世の中は、自分と向き合って、自分の個性を出して生きようという時代になってきました。
個性が認められるのは、本来うれしいことのはずです。

それなのに、いざ出そうとすると苦しい。

わたしたちは小さい頃から、「前へならえ」の教育を受けて育っています。
みんなと同じであることが良い子の証として叩き込まれてきたから、みんなと違う自分はダメだと感じてしまうのです。

あなたが弱いからではありません。長年の練習の成果が、そうさせているだけなのです。

「私は私でいい」と開き直る

だからこそ、新しい生き方を身につけるには、開き直りが大事だと思うのです。
もちろん、良い意味での開き直りです。

私は私でいい。
人から見た自分が良い人でなくてもいい。良い人を、演じなくてもいい。

人のためばかりを思って自分が自分でなくなるのではなく、まず自分の居場所をつくること。
そして、まわりからではなく、自分自身が自分を認めてあげることです。

開き直ると、こわいものがなくなる

開き直ってみると、不思議と、こわいものがなくなっていきます。

「こうしてたら良かったな」「あの人は私を悪く思うだろうな」という考えをすべて手放して、
「あの人がこうだから」ではなく「自分がこうしたかったから」という心の声を聞いていく。

すると、おのずと他人のせいにはできなくなります。
常に自己責任——というと厳しく聞こえますが、これは「自分で決めた道を、後悔なく歩ける」ということでもあるのです。

自分をごまかして、無理やり納得させて生きていくと、「ああしておけばよかった」と思う日がいつか来ます。
本当にやりたいことは、声を大にして言っていい。それが胸の中にあるだけでも、素晴らしいことなのですから。

お守りとしての、ギベオン

このお話とともにご紹介したいのが、ギベオンという石です。

ギベオンは、自分自身を信頼して、どっしりと構えて生きる強さの象徴とされてきました。
まわりではなく、自分。自分を信じられなくて、何を信じるのでしょう。

「恥ずかしがらず、私はこうだと言ってみる」——そんな練習を始める日のお守りとして、手元に置いてみてください。

まとめ——開き直りは、自分への許可

いい意味での開き直りは、わがままではありません。
「自分に素直に生きていい」と、自分に許可を出すことです。

今日ひとつだけ、飲み込まずに言ってみる。そこからで大丈夫。
言えても言えなくても、あなたの道はそこで終わりません。何度でも、どこからでも、やり直しがきくのですから。