気づけば、今年も半分が過ぎようとしています。

「今年こそ、と思っていたのに、何も変わっていない」——カレンダーを見て、小さくため息をついていませんか。
今日は、そんなあなたにこそ使ってほしい、一年の折り返しのお話です。

折り返しの日は、心の点検日

日本の暦には「半夏生(はんげしょう)」という節目があります。夏至から数えて11日目ごろ、ちょうど一年の折り返しと重なる時期です。

半夏生は「雑節(ざっせつ)」と呼ばれる、季節の変わり目を知らせる目印のひとつ。八十八夜や入梅、土用と同じ仲間です。昔の農家では「半夏生までに田植えを終えなさい」という暮らしの目安にされてきました。

6月の終わりには「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」といって、半年の区切りに気持ちを新たにする風習も各地に残っています。

昔の人は、こうした節目のたびに手を止めて、暮らしと心を見直してきたのですね。
節目とは、堂々と立ち止まっていい日のこと。前半がどうだったかより、ここで一度止まれるかどうかが、後半を分けます。

「どうしたいか」を、先に描く

立ち止まったら、自分にひとつだけ質問をしてみてください。

「わたしは、残りの半年をどうしたいんだろう?」

反省でも、できなかったことの数えあげでもありません。行き先を描くことです。
行き先が決まっていない船は、どんなに漕いでも疲れるだけ。逆に、行きたい場所さえ見えていれば、漕ぎ方はあとから変えられます。

変化が大きいときほど、覚悟もいります。怖さも出てきます。
それでも、思い浮かべてワクワクする行き先なら、ドキドキしながらでも足は出るものです。

ひとりで抱えず、分かち合う

もうひとつ、後半を軽くするコツがあります。描いた「どうしたいか」を、信頼できる誰かに話してみることです。

同じ方向を見ている人となら、ドキドキもワクワクも分かち合えて、楽しみは倍にふくらみます。
ひとりの力では届かないことも、それぞれの得意を持ち寄れば、思いがけず形になっていきます。

抱え込むのが癖になっている方ほど、「話すだけ」から始めてみてください。

お守りとしての、ハックマナイト

彩石屋でこの時期にご紹介したいのが、ハックマナイトという天然石です。

石言葉は「適応」「開拓」「個性」「喜び」。
環境の変化に少しずつ馴染んでいく自分を支える、お守りとされてきた石です。新しい場所にまだ慣れない、集団に溶け込むのが苦手——そんな時期の心の支えとして、手元に置いてみてください。

ふれるたびに、「変化の中にも、喜びは見つけられる」と思い出す合図になります。

後半の景色は、ここから変えられる

前半が思いどおりでなかったとしても、残りの半分はまだ白紙です。

立ち止まって、どうしたいかを描いて、小さく動いて、誰かと分かち合う。
それだけで、同じ半年がまるで違う景色になります。

折り返し地点は、遅れを数える場所ではなく、もう一度走り出せる場所。
あなたの後半が、あなたの描いたほうへ進んでいきますように。