「誰かと話すとき、テンパって早口になってしまう。家に帰ってから、ああ言えばよかったと落ち込む」
そんな経験はありませんか。
大事な場面ほど空回りしてしまうのは、あなたの中身が足りないからではありません。今日は「地に足をつけて話す」というお話です。
空回りの正体は、足が浮いていること
緊張して早口になるとき、わたしたちの意識は、ふわっと宙に浮いています。
相手にどう思われるか。うまく言えるか。次に何を言うか。
頭の中が先回りでいっぱいになって、いま・ここにいる自分の足元が、お留守になっているのです。
だから戻す場所は、頭ではなく足元。これを「地に足をつける」と言います。
深い呼吸が、話す速さを変える
地に足をつける、いちばん簡単な方法は呼吸です。
話し始める前に、ひとつ、ゆっくり息を吐く。
足の裏が床に着いている感覚を、そっと確かめる。
それだけで呼吸が深くなり、声のスピードが自然と落ち着いてきます。
ゆっくり話す人は、それだけで落ち着いて見える——得しかありません。
ふわっとした言葉より、具体的な言葉
もうひとつ、空回りを減らすコツがあります。伝え方を「具体」に寄せることです。
ふわっとした抽象的な言葉は、勢いで話すと相手の中に残りません。
かわりに、相手の目に見えるもの、触って実感できるもの、数字や実例など、五感に届く具体的な言葉を選んでみてください。
具体的に話そうとすると、自然と話す速さも落ちてきます。内容とリズムが、同時に整うのです。
地に足をつける石、スモーキークォーツ
この「足元に戻る」感覚を思い出させてくれるのが、スモーキークォーツという天然石です。
煙がかったような、深い茶色の水晶。
その大地を思わせる色から、古くから地に足をつけることを支えるお守りとされてきました。
地に足をつける範囲は、自分自身のぜんぶ。もちろん、誰かと話すことも含まれます。
大事な話の前にポケットの中でそっと握って、「足元、足元」と思い出す合図にしてみてください。
うまく話すより、ここにいること
会話で本当に伝わるのは、流暢さよりも、その人が落ち着いてここにいてくれる安心感です。
早口になってもいい。噛んでもいい。
息を吐いて、足元に戻って、もう一度ゆっくり話せばいいだけです。あなたの言葉は、あなたのペースのときにいちばん届きます。