遊びに夢中な子どもを見て、「いいなあ」と思わずつぶやいたことはありませんか。
裏表のない、純粋なさま。つい微笑んでしまうあのかわいらしさの正体を考えていくと、大人のわたしたちが置き忘れてきたものが見えてきます。
子どもは、なぜあんなに素直なのか
子どもの心には、嘘や偽りがありません。素直だから、裏表がない。
なぜだろう、と考えてみると——
子どもには、「将来どうなってしまうんだろう」という不安が、まだないからではないでしょうか。
それよりも、今この瞬間がいちばん。
目の前のことがすべてで、そこしか見ていない。
そして何より、「やりたい」という純粋な気持ちだけで動いている。
あの輝きの正体は、たぶんこれです。
大人の頭は、「やらなきゃ」で大混乱
いっぽう大人になると、動く前に頭で考えてしまいます。
「やりたい」より先に「やらなきゃ」が立つ。
恐怖や不安が顔を出す。考えなくてよいことまで考えて、いろんなことにとらわれて、頭の中は大混乱です。
そして心に余裕がなくなると、うまくいかないことを環境や周りのせいにしたくなります。
でも、立ち止まって正直に見てみると——
ストップをかけているのは、たいてい自分自身なのです。
これは責める話ではありません。むしろ朗報です。止めているのが自分なら、ゆるめられるのも自分だ、ということなのですから。
出口が見えない日も、明るいほうへ
先が見えないとき、人は足元の暗さばかり見つめてしまいます。
そんなときこそ、顔を上げて、すこしでも明るいほうへ、明るいほうへと進んでみてください。歩いているうちに、視界はすこしずつ開けていきます。
そしてあなたの中の「やりたい」は、消えてなくなったわけではありません。
不安の下で、出番をじっと待っています。
子どものときの、あのワクワクドキドキ。
理由もなく心が躍った感覚を思い出すことは、「今この時」を大切に生きることに、まっすぐつながっています。
蛍の光のような石、フローライト
彩石屋でこのお話とともにご紹介したいのが、フローライトという天然石です。
和名は「蛍石」。闇のなかをすうっと飛ぶ蛍の光のように、やわらかな透明感のある石で、古くから、好奇心や前向きな一歩に寄り添う石とされてきました。
行き詰まりを感じたとき、手元の小さな蛍の光にふれて、「わたしは何がやりたかったんだっけ」と聞き直してみる。そんなお守りとしておすすめしています。
まとめ——純粋な「やりたい」は、いまも心にいる
大人になることは、「やりたい」を手放すことではありません。
不安もとらわれも抱えたままでいい。そのいちばん奥に、子どもの頃と同じ純粋な気持ちが、ちゃんと残っています。
今日、ほんの5分でいいので、理由なく心が躍ることをしてみてください。
道はひとつではありません。あの頃の心を思い出した分だけ、進める方向は増えていきます。