夜、布団に入ってから、考えごとが止まらなくなることはありませんか。
夜というのは、いま考えていることが強く膨らむ時間です。
夜に書いたラブレターの話は有名ですが、夜に書く怒りの手紙も、普段以上の波乱を呼ぶので控えたほうがいい——これは私の、ちょっとした体験談です。
前向きな人にも、暗い時間はある
普段は前向きで、頭の中は世界がファンタジーの私にも、少しおかしくなっていた時期がありました。
初めて経験する悩みには、心が追いつかなくなります。いつもの気分転換が、ぴったりはまらなくなる。
そういうときに限って、話せる相手がいなかったり、助けを呼べる人もいなかったり。……って、どれだけ追い込まれていたんだ!という暗いわたしも、わたしの一部です。
どんなに前向きで明るい人も、そういう面を持っています。あなただけではありません。
「ひとりじゃない」と思えるだけで、眠れる
そんなとき、あれこれ正直に書いている人の文章を読むと、「ひとりじゃないなぁ」と思えることがあります。
通じ合える人がネットの世界のどこかにいる。それだけで、安心して眠れたりするのです。
私が悩んでいたころは、インターネットがここまで発展していない時代でしたから、それはそれは自分との戦いでした。
だからこそ「自分で考えて、どう越えていこう?」という底力がついたのは、幸運だったと思っています。
同じ悩みに共感したり、新しい考え方を知ったりすることは、いまある悩みを少しでも早く軽くすることにつながるはずです。
「聞いてくれる人」より「分かってくれる人」
ここが、いちばんお伝えしたいことです。
そんな私もいまだに、初めての悩みは苦しくて、動悸が止まらず、思わず父に電話をかけてしまうことがあります。
強いと思い込み、うまくいくと思い込み、努力や信念を忘れて奢っていたなぁと、気づかされて反省したのは最近の話(最近って!)。
苦しいとき、本当に勇気と励みになるのは、話を聞いてくれる人ではなく、「私を分かってくれる人」がいることです。
それを依存と呼ぶには軽すぎる。もっと深い人との関わりこそが、大きな壁を越える力をくれるのだと、私は誰よりも強く感じてきました。
深いつながりは、生きる感覚の土台
母と子がへその緒でつながり、「この世界は安心な場所だ」と教わったように、深いつながりを感じることは、人間に欠かせないもの——私はそう思っています。
あなたが花をきれいだと感じたり、音楽を美しいと思えたり、好きなものを見つける感覚を持てるのは、その土台があるから。
もし、誰も信じられず目も開けたくないと感じるなら、それはつながりの記憶と、喜びを味わう感覚を、いま忘れてしまっているだけかもしれません。
ないのなら、作ればいい
忘れているのなら、目の前にないのなら——そう、私のお得意。「作ればいい」んです。
"普通の"人が当たり前に持っているものが自分にはない、と感じるなら、それはあなたにとってのへその緒のような存在が、ほかにいるということ。
なぜいないのか。なぜひとりなのか。考えてみるんです。意味のないことは起こらない、と私は思っているから。
今夜、すこし楽に眠れますように
この文章を読んで、「こんなふうに考えている人間が、この世の中にいるんだ」「なんかちょっと元気が出た」——そう思って眠ってもらえたら、それで十分です。
私の頭の中のファンタジーを、少しだけお裾分けします。
決してひとりじゃないよ、と、すべての人に届きますように。また書きますね。