「どうしてわたしの人生は、こうなんだろう」——。
その理由を教えてくれる人を、わたしは長いあいだ探し続けていました。
もしあなたも同じ問いを抱えているなら、今日は、答えがどこで見つかったかという、わたしの遠回りの話を聞いてください。

まわりと感覚が合わない子どもだった

子どもの頃から、不思議なものが大好きでした。カードに夢中になり、偶然めくった1枚に心が躍るような子です。

ただ、クラスの子たちが楽しんでいることが、どうしても楽しめない。感覚がまるで合わない。どこへ行っても同じでした。

そんな光景を眺めながら、幼いながらに「おまえはどっちの生き方をしたいんだ?」と選択を迫られている気がして、わたしが選んだのは「自分を貫く」ほうでした。

選べば選んだで、摩擦は増え、合う人はさらに減ります。当時はずいぶん変わり者扱いもされました。
それでも、その狭さごと受け入れて入ってきてくれる人が、ときどき現れるのです。無理に合わせるより、「不思議と合う」人と出会う楽しさを、わたしは少しずつ知っていきました。

答えを探して、東京へ

家庭も複雑でした。家にご飯がなく、小学生の頃から自分で作って食べていました。高校時代には親が借金を抱え、アルバイトで稼ぎながら通学した時期もあります。

「この人生には、いったい何が隠されているの?」

その答えを知ることは、わたしにとって人生最大のテーマでした。教えてくれる人が、きっとどこかにいる。
その期待もあって、地元の岡山から東京へ出てきたのです。

ある日、気づいてしまった——「答えはどこにもない」

東京で、たくさんの人がわたしに人生の厳しさや楽しさを教えてくれました。
でも、ある日気づいてしまったのです。その言葉のひとつひとつに、いつも首を振っていたのは、わたし自身だったということに。

野球にたとえるなら、キャッチャーがいくらサインを出しても、ピッチャーが「そのサインでは投げない」と首を振り続けているようなもの。
どんなにいいサインが来ても、わたしがうなずかない限り、正解は生まれません。

答えは、わたしの中にしかなかった。

雷に打たれたような衝撃でした。
そこからようやく、人の言葉が胸に入ってくるようになり、血の通った人間になれた気がします。

ホロスコープが、人生をまるごと肯定してくれた

その後、天然石を扱う会社で働いたご縁から独立し、彩石屋を開くことになりました。
「それがあなたの道だよ」と気づかせてくれたのは、わたしという人間をよく知る夫でした。

お店を出してすぐ学びに行ったのが、ホロスコープ(生まれた瞬間の星の配置を写し取った、いわば「自分の取扱説明書」のような図)です。

そこには「すべての出来事には意味がある」という古い考え方が流れています。
つらかった日々にも、合わなかった感覚にも、意味の側から光を当て直せる。
わたしが今まで考え悩んできた人生を、まるごと肯定してもらえた気がしました。

まとめ——答えはあなたの中で、出番を待っている

誰かがくれる言葉は、サインでありヒントです。うなずくかどうかを決めるのは、いつだってあなた自身。

もしいま、答えをくれる人を探して疲れているなら、探し物の場所を変えてみてください。答えは外ではなく、あなたの中で出番を待っています。
そして答えはひとつに決めなくていい。生きているかぎり、道は何本でも引き直せます。