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【新米妊婦Eriが赤ちゃんから教わった不思議なお話】~あなたはどこからやってきたの?②~
更新日:2021/02/14
「人はどこからやって来るんだろう」
漠然とこんなことを考えたことがあります。
赤ちゃんがやってくる気配を感じた時に、
これは未来をキャッチした私がただ感じたことなのか
私の所に行きたい!って思っている赤ちゃんが
私にメッセージを送っているのか
ちょっとそれを知りたいな、と思いながら過ごしていました。
実は、私自身、子宮に問題があることは薄々気づいていて、
気づいていながらも、何かあっても
今は仕事を離れる訳にはいかないし動くことが出来ないので、
ずっと見て見ぬふりをしていました。
でも、赤ちゃんがやって来るのなら、
見ないわけにはいきません。
やって来るって感じるけど、
産める体かどうか、
もうそこが分からないとどうもこうも出来ません。
祖母は子宮がんで亡くなっています。
私もその血を引いている気がしました。
子宮に問題があったというお客様から、
触ってしこりが分かるんだよって聞いていたので
意を決して、お腹を触って見ました。
「なんかある、、、」
本当に触って分かる驚きと、
見て見ぬ振りしていた自分に申し訳ないのと、
これからちゃんと向き合うから許してくれるかなとか
間に合う体かどうかは、運に任せるしかないと
覚悟を決めました。
面倒な体だと思っているので、上手な病院を探しましたが、
結局、その病院へ行っても、
不妊治療も併設している病院を勧められました。
内診をしたところ、
『子宮筋腫』だろうとのことでした。
お腹を触ってわかっていたので、さほど驚かず
「悪性じゃないってどうして分かるんですか?」
とか、
筋腫があるままでも妊娠できるのか、取らなきゃどうなるか、
もうこの時のわたし、
新しい世界のことだから興味津々。
知らないから聞きたい。
何で?それってどうなるの?
前のめりに目を輝かせながら病気のことを聞く人はあまりいないのでしょう。
たじろぐ先生をよそに、根掘り葉掘り。
どんなことも、調べて理解よりも、
その道のプロや体験した人の話を聞いて吸収する方がいいと思っているので
聞いて、それを取り入れるか入れないか、
どう構えたらいいのかをその場で考えていきます。
まずは、いまバタバタしてもしょうがないこと。
手術をするにしても、妊活を同時進行でやっていくべきなこと
それを聞いて、また一歩見えて来た気がしました。
先生は「紹介状を書くけど、どこの病院かは宛名を空けておくから」と
そんなことが出来るんだと、有り難く受けとりました。
自分のことでこんな風に立ち回ることはないので、
夫に内緒であれこれ動いていた私も
何を順番に進めていこうかなと思った時、
実は、同時進行で考えていたことがありました。
それは、赤ちゃんのキーワードが出て来たのと同じように
画用紙に描いていたものでした。
“自分のために生きる”
誰かや家族や仕事。
あまり自分のために行動をしたことがなかった私。
自分のために生きる人生ってなんだろう
何をすれば自分は嬉しいのだろう
正直あまり考えてこなかったと思いました。
赤ちゃんのことは確実に、“私”のためでもありました。
ちょっと俯瞰で見た“私”を幸せにしてあげられること。
小さい頃の一番最初の夢は
『お母さんになること』
でしたから。
誰かを幸せにしてあげる人生。
それが私の願い。
だから誰かのために生きていくのが生き甲斐だったけど、
自分の子供であれば、またそれは別格の幸せで、
自分がしてあげる全力の愛情を注いで幸せにしてあげられます。
幼い頃は“お母さんごっこ”をして、
リアルな世界で、お母さんが子供をあまりお世話しない
お母さんが面倒を見れない子供を連れて、近所で遊んであげたり、
家に泊まらせて、楽しみを教えたり。
その私は大人になっても変わらずでしたが、
お母さんとして自分の子供に愛情を注いであげたい私の夢は、
いつしか大きな役割に隠れて
見えないようにしてしまっていました。
それを思い出させてくれたのは、
赤ちゃんが私の元にやってくるよ
という風の頼り。
私の人生の風向きが一気に変わりました。
ある程度自分の整理をした後、
自分の体がどんなことになっているのか調べた後、
この道を進むには、“自分のために生きる”ことを
真剣に考えなければいけないって思いました。
悩んだ私の答えはすぐ出ました。
「引っ越そう」
旦那さんのために、仕事がしやすい環境に転々と暮らし、
結婚生活のために夫について合わせる暮らし。
これをやめよう
って思いました。
そもそも、会社が2つあって、ただでさえ忙しいのに
トラブルや私が居なくてはダメなことも多く、
なのに、往復2時間の通勤で自分の時間を持つなんて無理があったんです。
それと、何となく妊活するとか以外に
“なんか忙しくなる予感”
がすごくしていたんです。
これは、妊活とか手術するとかとは
また別の予感でした。
だから、引っ越ししか手段がないって結論が出ました。
そして、密かに引っ越し先を探していて、
2週間くらい経った時に
「あ。ここに住む」
ってところが見つかったんです。
その話を報告がてら、もう一つのお店
酵素風呂で、府中生まれ府中育ちスタッフのスーさんに話していた時のこと。
「引っ越しを考えていてね。
あ、こんなマンションで、、、、って、あ!ここ!!!!!」
なんと、目の前にあったうちわが、
私が住みたいマンションの広告うちわだったんです。
運命だと、導かれるように進めていくと、
既に住みたいと先に予約されてた人がいました。
にも関わらず、私の方をお薦めしたいと、
ピシッとした営業マンの方が大家さんにお話ししてくださり
無事に引っ越し決定。
その前日に、夫から引っ越ししていいよと
OKもらっていたので、すぐ契約しました。
夫に何を言われるかな?と思いながら話をしましたが、
その前に、夫が
「これから出張が多くなって、ほとんど帰らなくなる」
という、引っ越ししちゃってOKの流れが急にやって来たんです。
だから、私が忙しいのを知っていたので
全然いいよ、となったんです。
妊活のことはまだ内緒。
でも、何だか大きく事を動かす割には、
スイスイと進んでいくことに驚きながら
私の新しい人生の扉が開かれていきました。
つづく
- Eri
彩石屋店主です。アパレルのアドバイザー、メーカー企画、営業を経て「彩石屋」を立ち上げる。パワーストーンを通してのカウンセリングは延べ5000人を越える。特技は選んだ石で心を読むこと。 悩みを根本から変えることを目指しています。顧客は小学生から70代と幅広く様々なお悩みにお答えしています。 趣味は一人旅、読書、釣り。 好きな天然石はカヤナイト、水晶
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