霊視エピソード#3 『ERI、覚醒の儀を行う』③

前回のお話はこちらから

霊視エピソード#3 『ERI、覚醒の儀を行う』②

 

その日は朝から桜子さんといつもの様に打合せをしていました。

 

桜子さんと話していると、頭の中が物凄く整理されて、気になることも答えてくれますから、どんどん思考がクリアになっていきます。

 

ずっと探していた、師匠でありメンターである、私の疑問に答えてくれる人が桜子さんでした。

 

 

やっと会えた

 

 

長い長い年月が必要でした。

 

岡山から出る時に、私の中の疑問に答えてくれる人は東京に居るだろうかと、期待を胸に上京して来ましたが、そういう方は見つからず。

 

諦めて自分で学んでいくしかないと、がむしゃらに生きて来て、何かを掴んだり掴まなかったりしながら、望みは捨てずに自分らしさを貫いて生きて来ました。

 

そんな時、全く予想もしていない出会いで、予想もせず、自分が感じるままに動き、もっと話してみようと思った人が桜子さんでした。

 

桜子さんも色んな人生を歩んできて、掴んでは離れ、最高の出会いもそうでない出会いも沢山経験して、出会った時はまるで隠れて生きて来た仙人のようでした。

 

私にとって人を視るということは人生そのもので、沢山の人と出会わせてもらい、人間という存在を深く知ることができました。

 

桜子さんはそんな私が、まったく出会ったことがない初めての人間でした。

 

目を視ると相手の考えていることが読めるのですが、桜子さんは、真っ新で純粋で、話す言葉が不思議で。

 

何か凄い出会いをした気がしました。

 

 

ありません？そういう不思議な感覚がする出会い。

 

 

よくよく後で聞きましたが、

私たちは前世ではすれ違う事はなかったそうです。

 

こんな感覚がするのなら出会ってても良さそうなのですが、そうではなく、

 

 

『この出会いは神様の采配だそうです』

 

 

と仰るもんだから、これまたえええーーー！なんですが、意味があると聞いて、本当に？と思う自分もいながら約10ヶ月一緒におりますが、

 

 

まぁ、相性が良すぎる

 

 

お互い何を思っているか、お互いに分かってしまいますから双方に隠し事はなく（できず）、そういう人との関係はとても気持ちが良く、ずっと穏やかです。

 

そんな仲の桜子さんから、

 

「Eriさんの力は封印されているみたいです」

 

って言われたら。そこからぐるぐると考えたり考えなかったりする日々を送っていました。

 

これを自分の人生の乗り越えるべき事と、今までの私だったら思っていました。ですが、今年は『やると決めたらすぐ動く』流れです。

 

ある程度猛烈に動いたところで、決意しました。

 

桜子さんに言っても、やって貰えるかどうか分かりません。

 

お願いする数日前から耳鳴りもします。

以前自分のステージが上がった時も、耳からくる眩暈でした。

 

「桜子さん、私を覚醒して貰えませんか？」

 

 

そう尋ねると、

 

 

「出来ると思います。やった事は無いですが、出来ると思います」

 

 

え！！そうなの？桜子さん

 

 

「でもやって頂きたいのでお願いできますか？」

 

 

そう伝えると

 

 

「そんな大役を仰せ使ってもいいんですか？」

とどこまでも低姿勢な桜子さん。

 

 

こんなに凄いのに、ここまで偉ぶらない霊能者さんは私は他に知りません。

 

 

とりあえず始めてみないと分からないので霊視のポジションへつきました。

 

 

「神様からOKが出ましたらできます。まずは、Eriさんの体を（霊視して）視ますね」

 

 

と、手をかざして私のエネルギーをサーチしていきます。

 

 

ここ、緊張するんですよね。

テストの採点をされている感じ。

 

 

今まで自分が良いと思っていた事が覆されることもあるのですから。

 

 

自分の能力があると思ってたのに無かったり

良い考え方が出来ていると思っていたら違ってたり

 

合っている事、ずれている事を答え合わせされるんです。

 

桜子さんのいう答えは、桜子さんが正解を出しているのではなく、神域にいる方が答えを教えてくれているので、桜子さんはそれを伝えるだけ。

 

なので、宇宙からみた答えで、神様からみた答えなのです。

 

 

それって本当に？と思うでしょうが正直、違うなと思う答えをされた事がありません。

 

 

スピリチュアルをされている方の多くは、自分の意識と繋がっている、もしくはそこまで高くない領域からのメッセージを伝えていたり、誰かが作ったルールの話をしたり。

 

聞くと私でも違うと感じるくらいなので、皆さんもそう感じられると思います。

 

イメージで言うと、美味しそうな高級レストランで出てくる料理が、美味しく無いのに美味しいと感じてしまうような感じ。

 

見た目じゃ無いという経験を沢山して来ましたので、この世界の真実を知りたいと彷徨って来た私は、桜子さんの話に嘘を感じた事がありません。

 

 

そんな桜子さんがサーチする私はどうなのかな？

 

 

「ここは、、、通っていますね。流石ですね」

 

 

と話す桜子さんが言っている“ここ”というのは、エネルギーが循環しているかどうかの所。

最初のチェックポイントです。

 

彩石屋で霊視鑑定する95%以上の殆どの方は、ここのエネルギーが分断されています。

エネルギーが循環出来ていないので、不調になりますし、状況も上がりきらず、思考も完全に良い状態にはなれません。

 

これだけあれこれやっていて、体のエネルギーの流れが正常で良かったと思いながら、

 

「次はチャクラをチェックしますね、、、」

 

チャクラの考え方が今まで聞いていたものと違うんだと知ったのは、桜子さんの話を聞いてから。

 

実はチャクラは凄く大事な場所で、ここでパーソナリティや、その人の霊性を視る事が出来るそうです。

 

「やっぱり、第三の目が閉じてますね」

 

えーーーーーーー！！！閉じてるですってーー

 

桜子さんに聞くと私の場合、“封印されている”とのことなので、この封印を解く訳です。

封印されている情報は、第三の目を閉じる事で封じられていました。

 

 

封印を解く事を今までやった事がないという桜子さん。だけど、出来るというのだから出来るに違いない。

 

そもそも、信じないと封印も解けません。

 

 

「まず、神様の許可が降りないと出来るかどうか、封印を解いて良いものかも分かりませんので」

 

と話しながら、神様の光がある方角へ手を翳します。

 

すると

 

「あぁ。沢山の方が視に集まって来られましたよ」

 

といいました。

私のご先祖様かと思っていたら、

 

「沢山の神様が歴史的瞬間を視に来ました」

 

 

えええええーーーーー！！！！なんで神様が？？！！

な私の心の中。

 

こうなったらちょっと面白くなって来ました。

 

 

「許可が降りましたので、どの光を当てるか探していきます、、、、、ちょっと強い光になると思いますが、Eriさんなら耐えられると思います」

 

 

こっわーーーーーー！！！

覚悟は決めてるし、どうにでもなれって気持ちだけど、こっわーーーー！！！！！

 

 

さぁどうなる私！

次回クライマックス！

 

つづく

 

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